大阪は 江戸時代から「天下の台所」と呼ばれたように、
食文化が栄えてきた大阪の食文化には欠かせない
大阪独特のなにわ伝統野菜というものがあったからです。
しかし戦後は生産性を上げるための
品種改良や食生活の変化等から絶滅寸前だったのですが、
近年において、なにわ伝統野菜が見直され、
復活の兆しが見えてきているようです。
関西で全国的に知られているのが、京野菜と思いますが、
大阪にも古くから伝わる“なにわ伝統野菜”
漬物にすると美味しいといわれています。
なにわ伝統野菜を使った
四天王寺の『浪花漬 西むら』で買った
天王寺蕪と田辺大根の漬物


“なにわ伝統野菜”とは
①およそ100年前以上から大阪で栽培されていたもの
②苗、種子等の来歴が明らかで大阪独自の品目、品種かつ
  栽培に供する苗、種子等の確保が可能
③大阪府内で栽培されているもの
以上の基準を満たしたものが称され
17品目存在しています。
毛馬胡瓜(けまきゅうり) 玉造黒門越瓜(たまつくりくろもんしろうり)
勝間南瓜(こつまなんきん) 金時人参(きんときにんじん) 
大阪しろな(おおさかしろな) 天王寺蕪(てんのうじかぶら)
田辺大根(たなべだいこん) 芽紫蘇(めじそ)
服部越瓜(はっとりしろうり)  鳥飼茄子(とりかいなす)
三島独活(みしまうど) 吹田慈姑(すいたくわい) 
泉州黄玉葱(せんしゅうきたまねぎ) 高山真菜(たかやままな)
高山牛蒡(たかやまごぼう) 守口大根(もりぐちだいこん)
碓井豌豆(うすいえんどう)
お借りしました動画は
ABCおはよう朝日です『NMB48課外授業』
浪花漬 西村さんの漬物加工工場の潜入より

NMB48 「なにわ伝統野菜」 120131 投稿者 dailyers

形こそ異なりますが、
よく似た白い野菜の漬物
天王寺蕪と田辺大根

天王寺蕪・田辺大根は
低農薬で栽培し、ビタミン、ミネラルがふつうの野菜の4倍優れているそうで
漬物にしてこそ、丸ごと食べられます。
ともに平成17年度に開始した「なにわの伝統野菜」認証制度の対象品目になって
また天王寺蕪の漬物は大阪Eマーク食品の対象となっています。
商品名のごとく大阪市天王寺付近が発祥地の
天王寺蕪は、アブラナ科アブラナ属の越年草
浪花漬 西むらでは、一粒の種から復活した
幻の蕪(かぶら)である『天王寺蕪』が使用され浅漬にされ

大阪市東住吉区発祥の白首の大根
田辺大根は、ずんぐりむっくりな形をした大根で
甘味と独特な辛味を備えた栄養満点の大根といわれています。
漬物というと塩分が高いというイメージですが、
この浪花漬 西むらの漬物は、ほどよい塩加減になっていて
野菜本来の甘さも苦味も感じられる美味しい漬物。
どちらもコリコリ歯応えがありますが、
田辺大根の歯応えは耳まで響くような・・・
歯切れよく噛めば噛むほどに旨みがじわっと。

和食が注目されている今、
基本である発酵食の漬物
伝えていきたい日本の心です。

おにぎりで美味しくなにわの伝統野菜の漬物を・・・
まさかこれだけの漬物をたいらげたのではありませんので(笑)

「おにぎり」と「漬物」
これだけでも、ほんとによく合って美味しい~♬

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