江戸時代の代表的な林泉庭園の特徴を

そのまま今日に残された

文化財指定庭園 特別名勝 兼六園

水戸の偕楽園 (かいらくえん)、岡山の後楽園 (こうらくえん)と並ぶ

日本三名園のひとつで、

兼六園という名称の由来は、「六つを兼ねる園」という意味からきていて

それには

広々としていれば(宏大こうだい  静かな奥深さはなく(幽邃ゆうすい 

人工的であれば(人力じんりょく)  古びた趣は少なくなる(蒼古そうこ) 

池や曲水や滝が多ければ(水泉すいせん) 遠くは眺められない(眺望ちょうぼう

以上の6つの優れた景観のことで、

1822年(文政5年)、老中・松平定信が

「兼ね備えることが不可能な六勝が共存している」という理由で

「兼六園」と命名しました


兼六城下町 のレストラン 味まっし喜まっし Mimassi Kimassi で昼食をし、

紺屋坂を登っていくと兼六園周辺の軒を連ねている売店が見えてきます。

手前が茶屋見城亭

右に見えるのが、

兼六園からはこの石川橋をわたって行くことさえできる

国の重要文化財に指定されている石川門で

1788年(天明8年)に建立されて

白門とも呼ばれている白く輝いている屋根は鉛瓦。

石川門は現存する数少ない遺構のひとつとされています。

兼六園の入口は7ヶ所あって、

石川門と接する入口の桂坂から入場しました

樹木でいっぱいの兼六園の樹木の種類は

183種で本数は8,750本という驚きの数です!
少し赤く色づいてきた葉には、秋を感じさせられます♪
噴水は全国で数多くあれど、

この兼六園の噴水は日本最古の噴水いわれていて

水源となっているのが後からご紹介する兼六園のシンボル的な池の

霞ヶ池で、その池から流れてくる水を利用して噴水となっていますが、

水位の高さによって変わりますが、自然の水圧であがっているこの噴水の高さは通常3.5mです。
この日は天気的にはあまり良くはありませんでしたが、

とにかく暑い日で、この噴水を見ていると少し涼しげな気分になってきました♪
瓢池(ひさごいけ)

のんびりと心が落ち着く自然の空間♪ 
瓢池(ひさごいけ)の辺には翠滝(みどりたき)という小さな滝があり

風情が感じさせられて、とてもすがすがしい気分になります。
自然がいっぱい!!空気が美味しい~~♪

迫力満点の唐崎松に圧倒されそうです!!

13代藩主・斉泰(なりやす)が琵琶湖畔の唐崎から種子を取り寄せて育てた黒松です。

見事な枝ぶり!樹齢何年なんでしょう!?
霞ヶ池(かすみがいけ)

1837年(天保8年)に堀り広げられた池で、広さは5,800㎡
建物は内橋亭で、もと蓮池庭(れんちてい)にあった四亭の一つで、

1874年(明治7年)に兼六園が一般に開放されたあと、この地に移築されました

ざるそば、親子丼、うなぎ丼などの飲食ができます。

霞ヶ池(かすみがいけ)の中に浮かぶ島は

蓬莱島(ほうらいじま)で、不老長寿をあらわしていて、

亀の甲にも似ていることから、別名 亀甲島(きっこうじま)とも呼ばれています。


悔しいことに、

霞ヶ池(かすみがいけ)の向こう側の辺にある

兼六園のシンボルでもある

徽軫灯篭(ことじどうろう)を

撮影するのをすっかり忘れてしまいました(苦笑)
←画像はHPからお借りしました





最後にこの銅像は明治紀念之標(めいじきねんのひょう)

西南戦争で戦死された郷土軍人の霊を慰めるものです。

銅像の身長は5.5m、1880年(明治13年)日本で人物を模した大きな像としては、

最初に建てられといわれている日本武尊(やまとたけるのみこと)像

両脇に植えられた赤松は「手向松(たむけまつ)」と呼ばれ、

当時、京都の東西両本願寺の門跡から移されたものです。