筑前煮は、鶏肉とにんじん・ごぼう・れんこんなどの根野菜
そしてこんにゃくなどをサラダ油で炒め、砂糖・醤油・酒・みりんで甘辛く煮た料理で
九州北部
郷土料
地元の九州地方では「がめ煮」と呼ばれています。
名前の由来は博多の方言のがめ繰
寄せ集めることを意味するそうです。
筑前煮は九州地方以外での呼び名であって、同じ料理のようですが、
地元の九州地方の「がめ煮」は必ず骨付きの鶏肉であるのに対して
九州地方以外の「筑前煮」には骨なしの鶏肉になっているところが異なる点です。
今日使うにんじん・ごぼう・れんこんなどの根野菜は
低カロリーでしかも食物繊維が豊富なため
メタボリック・シンドローム(内臓脂肪)を予防するのに最適な野菜です。
この筑前煮は食物繊維の集合というべき、とてもカラダにいい料理です♪
生活習慣病の予防効果がある第6の栄養素と注目されている
食物繊維には大きく分けて水に溶けやすい「水溶性食物繊維」と
水に溶けにくい「不溶性食物繊維」があり、特性も異なります。
それらの食物繊維には以下の効果が期待できます
水溶性食物繊維には、動脈硬化予防コレステロール値を下げる効果
高脂血症予防糖尿病等予防
悪玉菌を減らす効果便を柔らかくする効果美肌効果
カルシウム、マグネシウムの吸収を高める効果
不溶性食物繊維には便の量を増やし、便の運搬を早める効果
腸内の有害物質をカラダの外へ排出させる働きがあります
筑前煮に使う野菜は食物繊維が豊富なのが特徴で、このように分類され、
水溶性食物繊維 こんにゃく じゃがいも 椎茸
不溶性食物繊維 ごぼう にんじん 筍 絹さや
れんこんにおいては水溶性食物繊維と不溶性食物繊維があり、
腸の働きを促進するとともに
コレステロールや糖を取り込みカラダの外へ排出する働きがあります。
準備する材料と下準備(4人分)
まずは根野菜から
茹で筍(150gを大きさを揃えて乱切りに)
れんこん(150gの皮を剥き、縦切りに、そして厚さ1cm程に切り酢につけておく)
にんじん(150gの皮を剥いて、乱切りにする)
ごぼう(100gの皮を剥き、斜め切りにする)
絹さや(50gのスジを取って塩茹でをして、ザルにあげておく)
こんにゃく(1丁を一口大に切り水から茹でる)
干し椎茸(5枚を水につけて戻し、
その戻汁と醤油・砂糖・みりんで煮立てる)
じゃがいも(250gを一口大に切り、水につけておく)
筑前煮の作り方
鍋にサラダ油を引き、中火でこんにゃくを軽く炒めてから
ににんじん、ごぼう、れんこん、筍を加えよく炒めてから
ひたひたのだし汁を加え、アクを取りながら煮込んでいきます。
煮込んできたらにれんこんとじゃがいもを加えます
*れんこんを炒めないのは色が変色する為
じゃがいもは崩れやすいからです。
に砂糖(小さじ3)と醤油(大さじ3)で味付けをし、煮立てていきます。
にみりん(大さじ1)と酒(大さじ1)を加え味が染み込むまで、
煮込んだら、だし汁が少ない状態になってきます。
味が染み込んでいるかどうか確認し、
器に盛り付けて、煮椎茸と絹さやを加えて出来あがりです♪
旬の筍はシャキシャキ!!食感~♪
食べ応えがあり、食物繊維もたっぷりです。
れんこんは水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の2つの食物繊維をもつ根野菜で、
血液サラサラ効果、内臓脂肪予防、動脈硬化予防、便秘改善など