『QED 六歌仙の暗号』(再読) | 赤と黒

『QED 六歌仙の暗号』(再読)

 『QED 六歌仙の暗号』(高田崇史)

―あらすじ―
 シリーズ第2弾。七福神の研究をしていた青年が、「きのどくに…」というメッセージを残して殺害された。それ以来タブー視されていた七福神の研究だが、殺された青年の妹・貴子が兄の意思を継ごうとしたことから、新たなる事件が起こる。七福神と六歌仙の共通点とは。


 六歌仙にも七福神にもあまり詳しくありませんが、それでも作中で語られる説明が面白く、グイグイ引き込まれていきます。「なぜ七福神には女性が1人なのか」、「同一視される福禄寿と寿老人が別個に考えられている理由」など、細かな疑問点も逐一解き明かされていきます。タタルが苦戦する姿も新鮮です。

 殺人事件と謎はあまり絡みません。

 QED 六歌仙の暗号 (講談社文庫)/講談社

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