『いちご同盟』(集英社文庫) | 赤と黒

『いちご同盟』(集英社文庫)

 『いちご同盟』(三田誠広)

―あらすじ―
 音楽高校への進学を悩む中学3年生の良一は、ふとした事から同級生で野球部のエースである徹也と知り合いになる。そして彼を通じ、入院中の少女・直美とも知り合いになり、徹也とともに彼女を力づける日々を送っていた。そんなある日、直美の容態が変化し――。15歳の彼らが織り成す青春小説。


 中学生だった当時、国語の教科書に掲載されていた作品です。が、中学生だった当時は、「いくらなんでも「15歳でいちご同盟」とか、あまりにクサい」と感じたものです。しかし大人になった今になり、やっと読み直すことが出来ました。やや気恥ずかしくもありますが、15歳という年齢を15歳なりに懸命に生きようとする主人公たちの姿に、思わず引き込まれてしまいます。大人になってしまったからこそ読める作品かもしれません。

いちご同盟 (集英社文庫)/集英社

¥421
Amazon.co.jp