なぜ、芸能人が特定の政治家を応援してはならないのだろうか?~エピローグ 眞鍋 Vs 城内 ~  | What happened is all good

なぜ、芸能人が特定の政治家を応援してはならないのだろうか?~エピローグ 眞鍋 Vs 城内 ~ 

 どうやら、眞鍋かをりの写真使用問題は、僕の推測した仮説が真実だったようである。

 ということであれば、城内ばかりを責めるのは少し酷なように思う...。仲介した制作会社及び所属事務所が眞鍋にこの事実を伝えなかったということで、眞鍋は影響力の強い自身のブログで、「困惑している。」という意志を表明した...。このことで、明らかに、城内が受けたダメージは大きい...。知らなかったという眞鍋にその責任はないとしても、所属事務所は城内に対して誠意を持った対応で臨むべきだと思う...。けれど、やはり後の祭りで、城内が眞鍋に依存して選挙戦を戦おうとしたことそのものが戦術判断の誤りであることは明白である。

 けれど、海の向こうのアメリカ大統領選挙では、僕の大好きなデ・ニーロだって、ジョージ・クルーニーだって、公衆の面前で堂々と、バラク・オバマを支持することを表明している。ちなみにジャック・ニコルソンもマケイン支持を表明している...。

What happened is all good ! ~新しい価値を創造する、ある広告プランナーの呟き~

 僕は、日本の芸能人が、「明確に、私は○○という政治家を応援します!という強いメッセージ」を出してもいいのではないか?と思っている。勿論その影響力とういのは多大なものかもしれないけれど、「何か、特別なイメージが付くのはよくない。」とか「芸能活動に主義主張は持ち込まないことが懸命だ。」という芸能界の常識というのが今ひとつ理解できないし、ぴんと来ない...。というよりも、今、この時期に政治に対して何の関心も傾けず、ただ日々漫然と芸能活動に勤しんでいることの方が僕は異常だと思うし、芸能人である前に、自分自身がひとりの有権者であることというのを忘れるべきではないと思う...。だから、本当に心の底から応援できる政治家がいるとするならば、そのことはちゃんと明確に意志表明しても良いのではないか?と思うのである...。

 ただ、政治家のほうから芸能人に擦り寄って行くというのは、明らかに間違いである。今、国民、有権者が求めているのは、この国をいかなる戦略をもって、その理念や信念を実行してゆくか?ということのみである。有名、高名、著名な人間に依存するのはあきらかにマイナスである...。

 さて昨日自民党のマニュフェストが発表され、各党の主張がほぼ出揃った。今、新聞各紙を見比べながら、それぞれの政党の主張というものを詳細に読み取りながら検討を重ねているのだが...。

 やはり外交、安全保障という面に関しては自民党の掲げる戦略というのが極めて現実的だと思うし、医療、福祉という面に対してはあまり差異がないし、民主党の根拠の無い財源に対してはいささか懐疑的にならざるを得ないと思う。ただ自民党はやはりプライマリーバランスの健全化に関して触れている部分というのが決してポピュリズムに迎合していない責任政党としての責任ある主張として評価できると思う。

 まだ、まだ検討に入ったばかりで安易にその感想を述べるわけには行かない。選挙戦が本格化すると同時に各候補者の主張にしっかり耳を傾け、このマニュフェストも十分考慮したうえで、明日の日本に対する僕自身の答えというのを明確にしたいと思う...。