日本での危機感と海外での危機感に差がある気がします。

先週の金曜、友人からの電話で日本での地震を知りました。関西は大丈夫だろうとは思ったもののやはり電話せずにはいられず。。。東京にいる叔父との連絡がなかなか取れないと母が嘆いていました。翌日連絡が来たようです。
それからというものustreamでNHKかKBSで日本のニュースを付けっぱなしです。外に出なければ、日本に居るような気分です。

もうご存知と思いますが、日本での認識と他国の認識とは違っています。今回の原発の事故レベルと4から変えない日本とおとといからレベル6との認識をしているフランス。現在ではレベル7に近づいてるとも言われています。どちらのニュースも見ているので何を信じていいのやら?ニュースを見る限りではフランスのニュースからの方が危機感を感じます。ここ二日が山だと今朝ニュースで言ってました。

もちろん、原発周辺で避難されている方や関東にお住まいの方は恐怖心を持ちながらお過ごしの事でしょう。
東京に住む叔父、だいちゃんは「覚悟はしてる」と言ってました。
胸が締め付けられる思いでした。
母から「当分は帰って来ないでね」と言われました。
泣きそうになりました。
日本の中でも西と東では大きく危機感が違っているはずですが、日本の報道からはあまり伝わってきません。


そんな中、今日薬局で働く友達からこんな話を聞きました。
昨日からヨウ素を買いにやってくるフランス人が相次ぎ、今日の午後には売り切れたとの事。その後も問い合わせてくる人多数。
行動の遅いフランス人がこんなに早く反応してる。。。危機感の現れですね。
確かに天気予報でも来週には放射能物質を含んだ雲がフランス上空にもやってくるって言うてたもんな。
こうゆう放送に反応した行動かもしれません。

そして、今日仕事に行くと一本の電話に対応するパトロン。ラジオの放送局から「日本の食材の放射線汚染を懸念されますが。。。。」との問い合わせ。
昨日の段階でそうゆう事が今後あるだろうねとスタッフで話てたところでした。
「え?もう?」って感じでした。もちろん現段階で使用している日本食材は地震前にこっちに来たものだから常識的に考えて安全ですよね。
それから今日は1年半ぶりくらいにお客さんが全く入りませんでした。理由はよくわからないけど、もうすでに日本食=放射能汚染の発想にいたっているのかな???
(もちろんそうでないフランス人も居ます。昨日じょじょはどうしても寿司の気分だったらしくお寿司買ってましたけどね)

今日からこんな調子では思ってる以上に風評被害的な事が起こるのかもしれません。



今は風評被害の事よりも
どうにかして最悪の事態を免れてほしい。
どうか避難してる人に物資が届いてほしい。

見ているだけしか出来ないはがゆさが続いています。
今は神頼みと募金。
これだけです。