エルニーニョ現象、年末までに過去最大規模に(WMO) | 軽井沢高原文庫

エルニーニョ現象、年末までに過去最大規模に(WMO)

最近、心配なニュースを目にしました(産経ニュース)。スイス・ジュネーヴに本部を置く世界気象機関(WMO)が2015.11.16、異常気象をもたらすとされるエルニーニョ現象が年末までに強まり、過去最大規模になるとの見通しを示した、とのニュース。昨今、気候変動や温暖化で地球の環境は大きく変化しています。日本においては、エルニーニョ現象が起こると、太平洋西側のフィリピン沖では海面水温が低くなり、そのため日本付近で冬型の気圧配置を弱める傾向があります。日本の気象庁は、この冬を「暖冬」と予想。今年12~来年2月について、北海道と東北地方を除く東日本から西日本にかけ、軒並み平均気温が平年より高くなると予想。日本海側では降雨量が平年より少なく、太平洋側では降雨量が平年より多くなるとしています。そうなると、さまざまな条件が重なった場合、一昨年2月に起きたような「南岸低気圧」がもたらす太平洋側の大雪、という被害が再び起こりうるのです。