小金井と私 ~秘かな表現~第6回ワークショップが
3月6日に宮地楽器ホール(小金井市民交流センター)スペースNで行われました。
10月にはじまったこのワークショップもはやくも今年度は今回が最後。
今日はみなさんのどんな秘かな表現に出会えるのでしょうか。
今回の会場は、
小金井アートフルアクション!2015年度末成果展「まちはみんなのミュージアム2015!」真っ最中。
図工室や、子供たちの作った楽器、つぶやきや言葉があたりに散らばった部屋で
今回のワークショップははじまります。
スペースNはガラス張りで、外から見える、外を見れるスペースなのですが、
アサダさんが窓から見える、バス停のそばの木にタオルを巻きつけるという
今回のゲストアーティストは(株)大と小とレフの鈴木一郎太さん。
第4回目に外の人をじっと見るというワークを行ったことをヒントに
見ること/見られること についてのワークショップを考えてくださいました。
その名もライフドローイング!
グループになって、順番にモデルになってお互いを描きます。
絵を描く時間は5分。
全体を描くのではなく、気になったところを集中して描くのがコツ。
モデルさんを見て絵を描いている人をビデオカメラで撮るアサダさんをスマホのカメラで私は写真に収めているわけで。
見ることとみられることが同時に起きています。
スペースNというガラス張りのスペースなので、通りがかりに外からのぞいている人も。
ここにも見る/見られる が発生しています。
描く時間はどんどん短くなっていきます。最後には10秒に。
それとともにモデルの人がどんどん難しいポーズに挑戦。
ここにもそれぞれの表現が出てきます。
まちへ繰り出して、まちの人々の気になるところを絵に描きます。
ばれないようにこっそりと。
描いた絵、そして絵を描いているみんなを撮ったアサダさんのビデオカメラの映像を
みんなで見ました。
能の表現に触れ、まちとの出会い直しを行い、表現の主体性をとりもどすことを
目的とした、小金井と私~秘かな表現~。
全6回のワークショップを通して人前で行う舞台芸術である能から始まり、伝統的なものを紐解き、
そしてデッサンを通してみること・見られることまでたどり着きました。
例えばちょっとした自分の癖にも物語があるのだと思えたら、
例えばまちがまるで舞台のように思えたら、
ワクワクしながら毎日を生きていける気がします。
今年度のワークショップは今回で終了です。来年度もアサダさんとワークショップが行われます。
どんな表現に出会えるのでしょうか。
またみなさんとお会いできるのを楽しみにしています!
(しの)