横浜市の病院で、点滴に異物を混入し患者を殺害した事件。
最初殺害された患者と同じ部屋に居た別の80代の男性も中毒死していた事が判明し、連続殺人に発展する可能性が出て来た。
点滴に混入された界面活性剤は洗剤等に含まれる事は知っていたが、点滴に混入する事で人を殺めるとは当然知らなかった。
今後の捜査待ちだが、単純に考えて、犯人が医療従事者である可能性は高い気がする。
仮にそうであるとすれば、人の命を救うのが仕事なのに理由が何であれ、許される事ではない。
今後模倣犯が出ない事だけを切に願う。
よーーーし、今日はタイトルについて書こう。
今月は、親父の7回忌、義父の1周忌と法事が続いた。
親父の7回忌では大酔っ払いとなり、向こうで親父も怒っていたかも?何て思う(笑)
義父の1周忌は台風と重なり、移動できるものかと冷や冷やしたが、何とか台風が遅れてくれて無事済ませる事が出来た。
その義父の法要にて、お坊さんの最後の法話を聞いた。
「4人の妻」 という、初めて聞いたものだったが、非常に印象に残った。
昔、ある所に4人の妻を持つ男が居た。
・1人目の妻 : 本妻というか、1番好きな妻で、言う事は何でも聞いてあげ、大切に大切にしていた。
・2人目の妻 : 1人目ほどではないが、それなりにわがままも聞いて可愛がる妻。
・3人目の妻 : 2人目以下の待遇の妻。
・4人目の妻 : 真っ黒になって外で一生懸命働くのに見向きもしない妻。
ある時、その男が旅に出る事になった。
1人で行くのは寂しいので、当然妻に一緒に行ってくれる様頼んだ。
すると、
・1人目の妻 : (あんなに可愛がっていたので当然一緒に行ってくれると思っていたら)
「私は旅なんて行きたくないので一人でどうぞ。」
とけんもほろろに断られた。
しかたがないので、2人目の妻に話をしたら、
・2人目の妻 : 「本妻が行かないのに、私が行ける訳がありません。」
とこれまた、あっさりと断られ、
・3人目の妻 : 「1人目、2人目も行かないので私も行けませんが、せめて玄関までお見送りしましょう」
1~3人まで断られ、しようがないので、今まで見向きもしなかった、4人目に話をすると、
・4人目の妻 : 「そうですか。それなら喜んで私がお供しましょう。」
そう言って、真っ黒な顔に白い歯を見せ笑ったその姿を見て、もっと大事にしておけば良かったと反省しきりの男だった。
実は、旅というのは、あの世への旅。
・1人目の妻 : これは自分の身体を表す。どこそこが痛いと言えば、すぐ病院に行って大事にする。
・2人目の妻 : 地位、名誉、お金
・3人目の妻 : 家族、親族
・4人目の妻 : 人はいつかは死ぬという事
と4人目の妻の所の話が聞き取り難かったのだが、ネットで調べたら 「自分の心」 みたいな解釈もあるみたい。
生きるとは?
生きている時に大事にすべきものとは?
など、など、ちょっと考えさせられる、良い法話だった。