「日本の一番長い日」原田眞人監督作品 | KOFNのある日どこかでJazz

「日本の一番長い日」原田眞人監督作品






岡本喜八監督の67年版から既に50年近く経っているので、
時代も社会も生きてる人間も変わり、映画の内容が変わることも仕方ないだろう。

鈴木総理や阿南大臣まわりの個人的なエピソードが多く描かれた。
総理大臣を演じた山崎努はさすが素晴らしかったと思う。
阿南陸軍大臣を演じた役所広司もまた素晴らしかったと思うが、人物を演じきれてなかった気がしてならない。
映画(監督)が望んだのはあの人物像かもしれないが、阿南にはもっと狂気や恐さがあったと思うのである。

本木雅弘演じる昭和天皇には期待せず見始まったが、見事な演技だと思った。
今回の役者の中で最も成功していたのは本木雅弘ではないだろうか。