Pcopen (Sakana) @ HUNNY-BUNNY(名古屋) | KOFNのある日どこかでJazz

Pcopen (Sakana) @ HUNNY-BUNNY(名古屋)





8/2(土)晴れ。
その日急に思い立って、Pocopenさんのソロライブに行くことにした。

HUNNY-BUNNYというロックバーでやるらしい。
ネットで検索するとこのバーは以前は一宮にあったようだが今は新栄にあるらしい。

狭い会場のようなので、予約をした方がいいと思い、主催者にまだ間に合うかメールをしてみたら、
すぐ返事が来た。「間に合いました、席を取りました」。よかった。

金山、上前津あたりの中古レコード店を何軒か回ったあと、なんとか会場にたどり着いた。
あまり賑やかなエリアではない。

店内にはカウンター席が少しと、ソファーと椅子が少しあった。
レコードの数はまあまあ。ヤマハのレコードプレーヤーは僕が持ってるものと同じだ。

カウンターの中には店長だろうか背の高い男性と、若い女性店員がいた。
僕の持ってた透けてるレコード袋を見た店長から、「ローラ・ニーロですね?」と
親しげに話しかけられ、「えっ、まあ」と答えたが、実はローラ・ニーロではなく、
100円で買ったカーラ・ボノフだった。

客は東京で見かけた人がいたような気がしたが気のせいかもしれない。
DJセットがあり、ブラジルやジャズ、ソウル系のいい感じの音が流れてた。
僕は生ビールを頼み、始まる前までの間、DJによる音楽を楽しんだ。

Pocopenさんが登場した。
カウンターにミントの葉が置いてあるのを見て、2杯目はモヒートを注文した。

弾き語りのPocopenさんは変わらなかった。
東京でSakanaを何本か見て、Pocopenさんのソロもleteで一度聴いたことがある。
歌い方や演奏の印象はいつも変わらないが、曲は聴くたびに印象が変わる。
おそらく弾き語りとはいえ、アレンジをよく変えていると思う。

この夜は間もなく発表されるであろうPocopenさんのソロアルバムの曲が中心だった。
また、Sakanaの珍しい曲も聴けた。「Merci Neighbor」や「君」とか。

SakanaやPocopenにとって曲の完成型はないんだろうなと思う。
曲も作者と一緒に生きていて歳を取り、表現の途中なんだろうなと思う。
だから2度と同じ演奏はないんだ。

いい気分で終えたのでレコード袋を置いたままで店を出てしまった。
名駅で気が付いて店に引き返した時には、PocopenさんによるDJで大変盛り上がっていた。

この街では僕はVisitorだ。家で飲みなおそうと思って急いで終電を目指した。