ATLANTIC STARR / YOURS FOREVER | KOFNのある日どこかでJazz

ATLANTIC STARR / YOURS FOREVER

ATLANTIC STARR / YOURS FOREVER



一度だけのはずでしたが、もう一度だけやろうと思います(笑)
ファンクグループのグッドなスローナンバー」。


こういった企画のネタを複数の人で考えてるとやっぱりダブりますね(笑)
記事を書き終えた後HEKAさんの昨日の記事とアーティストがダブってることがわかりました(笑)
でもアルバムと曲が違うからいいでしょう。許してください。


こうなったらAtlantic Starrを盛り上げましょう!


Atlantic Starrはみなさんご存知だと思います。
85年の"Secret Lovers"や87年の"Always"は、Barbara Weathersのヴォーカルをフューチャーした、彼らのポップ・ソウル・バラードの到達点ともいえる素晴らしい曲でした。


しかし彼らがさらにブラック・ミュージックとして充実してた時期は、
僕は初期のSharon Bryantがヴォーカルだった頃だったと思っています。


シャロン・ブライアント。
伝統的なソウル・マナーの上に都会的な洗練を匂わせるなんとも魅力的なヴォーカリストです。艶、華、ソウルが彼女にはあります。


今回ご紹介するアルバムはアトランティック・スターの5枚目にあたる1983年発表の「Yours Forever」。


シャロンが参加した最後のアルバムであり、ライオネル・リッチーのソロで大きく当てたAnthony Carmichaelにとっても最後のプロデュース・アルバムになりました。


初代アトランティック・スターが目指したポップ・ファンク路線の集大成ともいえる傑作アルバムです。


まずシャロンのアーバン・ディープなヴォーカルが冴えるドリーミー・ミディアム"Touch A Four Leaf Clover"が素晴らしい。
同じくメロウなスロー"Second To None"も文句なし。


そして今日とっておきのスローとして取り上げるのは、ヴォーカル・グループ顔負けの極上スロー"More, More, More"。Sam Deesの曲です。


他にもルイス兄弟のメロディー・センスが冴えるキャッチーな"Yours Forever"等、名曲名演が詰まっています。


残念ながらこのアルバムは昔一度日本盤でCD化されましたが、現在は廃盤で入手困難なようです。


多くのCDが再発される中でこんな傑作が容易に聴けない現状というのは嘆かわしいですが、再発を期待したいと思います。



"More, More, More"

"Yours Forever"

"Touch A Four Leaf Clover"

"Second To None"