なんか毎年の様にクリスマスに映画を観に行ってる様な気がします。
ハリへのプレゼントも、ハリからのプレゼントも何もないクリスマス。
家にはクリスマスツリーも無いし、特にクリスマスっぽいことはしません。
でもクリスマスっぽい映画を観に行くのです。
昨年は確かホラーっぽいのを観ました。
ホラーが苦手なハリが決めたので付き合いましたが
もう観なくっていいです。
私が好きなホラーは本当に背筋の凍る様なものが好きです。（ハリが選んだのはちょっと子供向け？）
今年は大人っぽい映画を観ました。
ウィル・スミス主演の映画で Collateral Beauty と言う映画です。
私はこういう映画に弱くって
ずっと涙がボロボロと出てしまい
持って行ったハンカチで拭いていたので、そのうち頬が痛くなりました。
隣で観ていたハリも同じ様な場面で泣いていて
今までハリを育ててきて、ハリの感情の発達が私と同調できる部分があることが嬉しく感じられました。
映画が大好きな私は、一人で映画に行ったり
たまーに父と映画に行ったりしていましたが
母は私が感動している部分とかが理解できなかったり
話全体が理解できてなかったりする人で
ものの理解の仕方や感動の仕方が私とは違うので
私と父の様に、ハリも同じ様に共感できる子供になったら良いなあと
ずっと思っていました。
趣味や面白いと思う部分では話が合わないこともたくさんあるのですが
感動したり泣いたりする部分が一致する時もあるというのは嬉しいです。
ハリは小さい頃から「泣いて良いんだよ、悲しい時とか我慢しなくって良いんだよ。」と育ててきたので
涙を隠したりしません。
「あー泣けたねぇ〜〜。」と行って映画館を出ました。
映画の感想はあえて書きませんが
私はハリがここまで無事に育ってくれたことに感謝しました。
生まれてすぐの時はとても心配で
寝ている赤ん坊のハリを見ながら「ちゃんと生きてるのか？」と思っては
度々ハリの口元に耳を持って行き、息をしている確認などもしていました。
そして同時に、幼い子供を失った家族たちの気持ちを改めて考える機会を得ました。
とても大事な家族の一員が亡くなった時
そう簡単には想いを断ち切れないものなのだろう・・・と思います。
祖母たちが亡くなった時は、既に何年もの間にその心の準備が出来ていたので
どんなに悲しくっても、どんなにおばあちゃんたちが忘れられなくても
どうにか諦めがついた様な気がします。
たまに「あの時もっと色んな事をを聞いておけ良かった。」と思うこともありますが
自分の子供が自分より先になくなってしまう時の感覚とはかなり違うのだろうなと思います。
クリスマスなのに重い話・・・ぽかったのですが
涙を流しましたが、見て良かった〜！と思えた映画です。
その映画の後には、ハリが買い物をしたいと言うので
予め調べておいたショッピングモールに行きました。
ウェブサイトでは店が開いていると書いてあったのに
ハリが行きたい店は開いてませんでした。
まあ、クリスマスなのでそんな気はしていたのでいいのですが。
せっかく来たのに店閉まってるよ！って事で
そこで開いていたパン屋に寄ってみました。
珍しくケーキを買いたいと言うので（普段は私が買いたいと言っても要らないと言われる）
二人では絶対に食べきらないだろ〜〜〜と言う大きさのケーキを買いました。
「これ大きいよ？お母さんはたくさん食べないよ？食べられるの？」
「うん、頑張るよ。クリスマスだし。」って
それでいて、私が食べたいのを選ばせてくれたので
ストロベリーショートケーキにしました。
中国系のベーカリーなのでスポンジがいまいちだったのですが
（日系のベーカリーもあるので比べると）
生クリームだし（アメリカはアイシングとかバタークリームが多い）
イチゴも新鮮だし
美味しくいただきました。
私は１スライス。ハリは昨日だけで昼と夜との合計で３スライスも食べていました。
今日は残りのケーキを食べる予定で二人はサラダだけ。
大盛のサラダに鶏肉ものっけたものを食べました。
しかしケーキはまだ明日の分もあります。
もうさすがにホールは買わないと思います。
でもこれが日本のクリスマスっぽくて良かったかも。