今の仕事をする前に1日だけ友達の手伝いで初めてコミュニティキッチンなる場所へ行きました。

 

自分でレストランを持つことが出来ない人たちが、自分の家ではなくこのキッチンで食べ物を作っているのです。

 

私の友達はイベント用のケータリングをしていて、先日の手伝いではそのキッチンである程度の仕込みと揚げ物を終わらせて

 

あとは生春巻きを作ってから、会場へ全てを運び

 

会場に用意されたスペースで食べ物を盛り付けたり、サンドイッチを作ったりして仕上げました。

 

隣のテーブルではファンシーな箱に詰めるおしゃれなメキシカンフードを作ってるメキシコ人の方たちが働いていました。

 

そのおしゃれなケータリングだかなんだかのメキシカンの食べ物を売ってる店のオーナーは白人の女性のようで

 

通りでパッケージとかおしゃれだし、可愛いステッカーとか貼ってるぜ!と思ったのですが

 

普段はあまり見かけないというそのオーナーらしいおばさんが、私たちのテーブルの真横で

 

めっちゃくちゃうるさい音を立てて、ブレンダーで何かを作っていました。

 

スムージー?手作りベビーフード?なんだかわからないけど

 

ガラスのジャーに緑色っぽいどろっとしたものや、赤っぽいどろっとしたものを詰めている。

 

それを横目で見ながら仕事をしていたのだけど

 

その工程が気になってちょっと観察していたのですが

 

私が思っていた通り、やっぱりその人はガラスのジャーを箱から出して

 

そのまま消毒をせずに食べ物を詰めていたよ。

 

私はこの店の食べ物は絶対に買わねえ!と思ってしまいました。

 

そのジャーは、家でジャムを作ったりする人が良く買って使うものですが

 

食べ物を入れる前に洗うようにって、ちゃんと書いてあるぜ(確か)

 

書いてなくても洗うのは私だけど。

 

工場で作っ他ものがどこでどう保管しているかわからないダンボールに詰められて

 

それでどれだけ綺麗だかわからないものでシールされるわけですよね?

 

それで、誰がどこでどのように保管しているかわからないそのケースを運んできて

 

それで食べ物を入れるんですよね?

 

まず最初に、工場でどんな異物が入るかもわからないし

 

基本的には食べ物を入れる前に洗うようにって書いてあるんだし

 

人様にお金をもらって食べ物を渡すんだからさ、洗うよね?念のため。

 

それをしないで、箱を開けてすぐにそのジャーに食べ物入れて蓋していたので

 

びっくりしてしまいました。

 

私は以前お茶屋さんで仕事をしていましたが

 

そのお茶屋さんがお茶を詰める入れ物は中国から仕入れていました。

 

そしてその入れ物を使おうとしたら、中に羽のついた大きな蟻のような虫の死骸がたくさん入っていて

 

慌ててその会社に文句を言ったら、すぐに新しいのを送ると言われましたが

 

どういう保管しているんだ?と思ったと同時に

 

入ってなかったものはラッキーにも虫は入っていなかったが、綺麗とは言えないよなあと。

 

その店では中国から届いた缶にそのままお茶っぱを詰めて売っていました。

 

きたねーかも?と思い始めたのはその虫事件の後からです。

 

話はキッチンに戻しますが

 

友達に頼まれてきゅうりを切ったのですが

 

そこで共有できるまな板というのを渡されましたが

 

黒カビ?見たいのが生えてるようなまな板で

 

おえーっと思いました。

 

みんなこれを使ってるのか・・・・。

 

私は日本にいた頃の仕事がキッチン業務が多かったので

 

衛生管理は勉強してなくても、上の人たちから厳しく色々言われて居たので

 

これが日本だったらアウト!と思いました。

 

アメリカのテレビは一切見ないので知りませんが

 

もしかしたら日本のようにまな板除菌の宣伝などないのではないか?と思います。

 

前の保育園でもまな板がいくつかありましたが

 

みんなちゃんと洗ってるのか?と思えるほど

 

どのまな板もチーズくさくって

 

そこで出るおやつは絶対に口にしませんでした。

 

まな板を除菌したほうがいいんじゃない?と言うと

 

じゃあすれば?と言われて

 

仕事だけでも忙しいのに、なんで私がそこまでやらなくてはならないんだ?

 

しかもその除菌するようなものなど学校にはないじゃないか!と思い

 

そのままそれを使うことは親の判断に任せておきました。

 

誰一人匂いに気づかないか、気にならない様子でした。

 

そのまな板を通り越して、めっちゃめちゃ使いたくない感じのまな板が

 

このキッチンにあったわけで・・・

 

中には、キッチンにあるオーブンやガス台は使うけれど

 

道具などは全部自分たちで持ってくるというしっかりした会社もあるそうです。

 

友達は、会場に行ったらとても白くて綺麗なまな板を持っていたので

 

なんだー仕込みもそれを使いたかったぜ!と思ってしまいました。

 

その共有するキッチンではたまに、自分たちが買っておいた食材を使ってしまう人がいるとか言っていたし

 

彼女たちは来年にはもっとましな場所を借りる契約をするそうです。

 

ところで、そのケータリングの仕事を手伝って思ったことなのですが

 

相手に頼まれて、大体の量を計算して食べ物を持っていくようなのですが

 

多分私の友達は足りないよりも余るくらいにしたいという人だと思うのですが

 

それにしても食べなくって捨てる・・・と言う食べ物が多いのでびっくりしました。

 

片付けながらどんどんゴミ箱に捨てられていくまだ食べられるものを見て

 

私にはこの仕事はできないなあと思いました。

 

ちなみにあのまな板は使わずに調理された食べ物に関しては

 

残ったものを山ほどもらって帰ってきました。

 

それでもまだ余っていて、あげられる形のものはホームレスにあげて帰ると言っていましたが

 

その場で捨てるしかないものとかもあるので、なんかもったいないなあと思いました。

 

私はたまに手伝うのはいいですが、毎日この仕事をしていたらイラつくと思います。

 

ファーストフードで仕事をしていた時は、いかにロスを少なくするかに命を燃やしていましたし

 

友達が使わないくせにガムシロとミルクをもらい

 

それをそのままゴミ箱に捨てた時は本気で喧嘩しました。

 

私が買ったんだから、私の物。捨てるのも私の勝手!といった彼女とは

 

価値観が合わなかったのです。

 

建築家になるのを考え直したのも、家を建てたかったら前にある家を壊すと言う作業も出てくる

 

何でもかんでも更地に新しいものを作るわけではないのだから

 

ゴミを出すとか、使えるものを壊して金儲けのために新しいものを作ると言う仕事に

 

魅力を感じられなかったからです。

 

その仕事のいい面もたくさんあるけれど、私にはそのことが頭に引っかかって

 

前に進めませんでした。

 

話が横道に逸れましたが

 

このようなキッチンに食べ物を作りに来る人たちというのは

 

ここで作って、いろんな店に置いてもらっているようです。

 

なるほどなるほど。

 

そういう食べ物は元からあまり買わないけれど

 

ますます買うのをやめようと思った経験でした。