昨日、「こうして世界は誤解する」の著者であるヨリス・ライエンダイクさんの来日記念のトークイベントに参加しました。
イベント案内のメールは出版元の英治出版さんからいただいたのですが、実は、本を読み、著者のことをよく知っていて、イベントに参加したわけではないのです。参加の一番の動機は、ヨリス・ラインエンダイクさんの「TEDxAmsterdam 2011」でのスピーチを動画で見たことです。
以下、Yuo Tubeから。日本語字幕付きです。
オランダ新聞社の中東特派員として1998~2003年の5年間をエジプト・レバノン・パレスチナに滞在したヨリス・ライエンダイクさんは、そこで「自分が真実を伝えていない」と実感したそうです。なかなか奥行きのある話です
詳しくは、ヨリスさんの著書「こうして世界は誤解する」で。
現在、ヨリス・ライエンダイクさんは、英ガーディアン紙のオンランブログにて金融関係者の取材記を連載しています。
興味のある方は→「Banking Blog」 ただし、英語です!
<トークイベントで印象に残ったヨリスさんの言葉>
・ジャーナリズムの不完全なところは、「すべてを伝えられない」ということ。
→TVの画面も新聞の紙面も限られている。
・メディア関係者は一種のエリートで、「間違えることができない」と思っているし、「わからないと言うこともできない」と思っている。
→今のメディアは、宗教改革前の神父さんと同じかもしれない。
・政治家や専門家が情報を抱え込んでいるという意味では、金融危機と原子力問題は同じ。
・新しい興味や学びたい、知りたいと思うことをブログに書いて発信する。それは、学びのドット(dot)になる。
・「ドット(dot):点」をまとめていくと「学びのカーブ(Learning Curve)」ができる。
・何も知らないことを認め、それを学びのプロセスにして、つながりを広げ、発信していくことが、ブログやツイッター(Twitter)を利用すれば、誰でもできる。
→誰でもメディアになれる。
・こうした「学びのカーブ(Learning Curve)」を共有(シェア)することが、「より分かりやすく伝える」ことにつながる。
ジャーナリズムの不完全性を「学びのカーブ(Learning Curve)」で補完できるというか、それが新しいメディアなのかもしれないなと思いました。
知りたいと思ったことやみんなに知らせたい!と思ったことをこうしてブログに書いているだけでも、「学びのカーブ(Learning Curve)」はできているんだ!!と、ちょっとだけ勇気が湧いてきました。
子どもHAPPY化計画のブログもみなさんにとって「学びのカーブ(Learning Curve)」になれるよう頑張ります。
これからもお付き合いよろしくお願いします。
「ひとり親家庭の支援について」のブログは次回以降に繰り越します。ごめんなさい。
日本の子どもをもっとHAPPYに!!『子どもHAPPY化計画』