Rakugo 英検指導法講座 ダイジェストにご参加頂いた方々から頂いたアンケートに、勝手にお返事します。





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Q1. rakugotic 英検指導に入る前に、文字を書く、フォニックスによる音の学習、英文を読む、文法九九を覚える などの下準備を考えると英検指導に入るのは、1~2年先になるのでしょうか?

文法九九の導入の仕方をもっとくわしく知りたいです。
いきなり、I am happy. You are happy. と歌ってもついてきてくれるものでしょうか?

一体、何からどのようなステップで手をつけていけばいいのでしょうか?

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A1. 英検問題を生徒が見て、読めない、意味がわからない、答えがわからない、という状態であれば、下準備が必要ですね。

その下準備をしながら、同時に、rakugotic 英検問題は、毎回1個入れていく、などのやり方でもいいのではないでしょうか。

年齢にもよりますが、1~2年先、と保護者の方々に言っておくのがいいと思います。それ以上かかる場合もあると思います。

文法九九の導入の仕方、具体的に聞いていただければお答えします。本講座でもくわしく実践的に練習していきますね。

いきなり、I am happy. でも大丈夫です。別に文法だから、と構えずに、普段の歌の導入と同じだ、と考えてください。


まずは、「カルチャー作り」「こどもたちの能動性を活用した指導方法でやるぞ、という意気込み」「単語の導入から想像力を使う」「文字の導入にも想像力を」「音をよく聞かせる+音をしっかり出させる」「文章は2次元から3次元へ」このようなことを、どうやったら出来るかな?と常に意識してレッスンをすることだと思います。その具体的な方法やアイデアを先生ご自身の中から自分で引き出してください。

自分にはもっと能力がある、と信じて。
必ず、いいやり方を発見できると思います。


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Q2. 文の並び替えの問題・・・ひごろのインプット不足が原因だと思うのですが、正しい文に並び替えられない。

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A2. そうですね、語彙(意味、読み、音)と文法のインプット+アウトプットの量だと思います。

インプット
→ストレージに情報を保管
→その時にカテゴライズされている
→検索エンジンの筋肉
→情報を掴みとって文法の金型に当てはめる
→作文ができる
→文の並び替えの問題が自力で解ける。


このプロセスの中で、どの筋肉が弱いか、を考えてみてください。トレーニングが不足してるなあ、と思うところはないでしょうか。そこを強化していくプログラムを組むとよいと思います。



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Q3. 4級の長文対策・・・読むのに時間がかかるようです。時間内に終わらせるためには何が必要なのか、レッスンでどんな指導をしていくべきなのか。

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A3. 読みのトレーニングで、早く読めるようになると思います。

「読み」の力って何でしょう。

それを分けると、文字を見る力、文字を認識する力、それを音に変換して認識する力、その意味を知っているという語彙力、その品詞を予測できる力、その文章の構造を理解する力、それを3次元に変換する力、になると思います。

ひとつひとつを分析して、日頃のレッスンで不足してるなあと思うところをチェックしてみてください。


チェックできたら、それをレッスンで具体的にどう取り組むか、それが次の課題です。
まずは、いま、やっている単語の導入、演習、文章の導入、演習を見直す。その時に上記の要素をどんどん入れて行ってみてください。
いずれにせよ、上手くいかない場合のほとんどの原因は、演習の不足と文法指導の不足ではないかと思います。