募金活動からみえたもの | 多文化子ども・若者日本語教室

多文化子ども・若者日本語教室

東京都福生市にある「多文化子ども・若者日本語教室」のブログです。(NPO法人青少年自立援助センター運営)
教室では、外国にルーツを持つ子どもと若者のための日本語学習・教科学習、高校進学サポートなどを実施しています。

12月も中旬になり

寒さも厳しくなってきましたねニコニコ


今年フィリピンからきた子どもたちは初めての冬、雪、寒さを感じることになり

風邪をひかないかとっても心配ですあせる


今日はタイルーツの中学3年生Aちゃんからの質問がありました

Aちゃん「先生、ボランティアって何?」


先生「ボランティアっていうのは、無料で誰かのことを助けたり、働くことだよ。

    この前、募金活動したよね。あれもボランティアになるとおもうよ」


Aちゃん「そっかー」



Aちゃんは絵を書くのがすきで

先生みんなの絵をかいてくれたり

ノートをカラフルにきれいにまとめたり

あたらしい友だちがきたら、やさしく声をかけてあげたり

とっても気の使える子です星


フィリピン募金活動の時も、フィリピンルーツの子どもたちと声を合わせて

大きな声で「フィリピン台風の募金おねがいします」と呼びかけていました


フィリピン募金活動を通して、フィリピン台風支援の手助けができたのはもちろん

他にも子どもたちの成長がみられたように感じます


たとえば、フィリピンルーツの小学生Dちゃんの場合

ひらがながやっと書けて、ほとんど日本語がしゃべれないので

あまり声をきいたことがなかったのですが、

募金の時は

「フィリピン台風の募金おねがいします!ありがとうございます!」

と大声で呼びかけができ、とても誇らしげでした。


他にも、中国ルーツの小学生S君の場合

S君もひらがながやっとかけて、少し日本語がわかるレベルです

それでも募金の呼びかけや、ありがとうございます!と大声でできていて

募金の意味も理解して、またやりたい!と言っていたようです


中には、募金してくださった方の中に

同じように外国にルーツをもつ方がいて「がんばってね、僕もフィリピンルーツ何だ」と声をかけてくださり

子どもたちの活力になっていました


また、読売新聞で掲載された記事をみてわざわざ足を運んでくださった方もいらっしゃいました


さらに、子どもが頑張っているからと、募金にきてくださった保護者の方もいらっしゃいました


本当に募金にご協力いただいた皆様方に感謝申し上げます


日本語教室での勉強はもちろん

社会にでて、色々な人と関わることで、子どもたちが成長する姿をみて

フィリピン台風の募金活動で得たものの大きさを実感することができました


(*^_^*)