読者の広場:2016年11月号 | こどもクリニック四方山話

読者の広場:2016年11月号

かわむらこどもクリニックNEWS:1993年創刊 月刊
 「読者の広場」はコミュニケーションを目的とし、実際に寄せられたメールと院長のコメントを紹介するコーナー。新聞発行に合わせて、毎月1回提供しています。病院とのかかわりあいのヒントを掴んでください。

━─━─━─━─━─
2016年11月 280号: NEWSのPDFはこちら!

 

 先月は9通のメールをいただきました。

 

 まずは10月13日にシルバーセンターで開催された「たいはく元気っこ応援隊~地域でママを支えよう~」研修会に参加した、お母さんからのメールです。

 

 メール紹介前に、まずは研修会の内容を少しだけ紹介しましょう。院長の講演は「健やかな子どもの育ちのためにできることは-子育て支援と虐待予防-」。参加者は保育所関係、民生委員児童委員、各区家庭健康課、仙台市子育て支援課員等で160人を超え大盛況でした。

 内容は、いつものように生い立ちからの自己紹介に始まり、新生児医療を経験することにより、開業理念「お母さんの不安・心配の解消」が産まれたこと。理念に基づく活動を紹介し、実際に寄せられた保護者の叫びや声から虐待予防に結びつく可能性を強調。不安・心配の受け皿をどう作るか、手繰り寄せられる糸で繋がっていることの意味を理解してもらい。参加者一人一人に、その力があることを伝えました。加えて命の大切さを伝える授業の重要性を示しました。

 講演時間は1.5時間もあり、びっしょり汗をかくほど充実していました。

 

 もらったメールを紹介しますが、保育士さんなので敢えて匿名にしました。

 

 「今日の研修会、ありがとうございました!

 楽しかったです!猫は出てきたけど、眠くなりませんでした(笑)

 お母さんとして受け取っていたクリニックニュースやメールの中に隠れた深い意味を、今日は職業人として知り先生のすごさを改めて感じました。

 そして、私も先生に救われ、教えられ、母として育てられた一人です。一緒に研修に行った職員に、「クリニック、かかりつけなんだー」と話すと、なんとその職員も「うちもー!!」こんなことってあるんですね(笑)(ちなみに〇〇くんのお母さんです。)そこからしばらく盛り上がり、余韻にひたって歩いています。

 貴重な時間をありがとうございました!先生とのお付きあいからわかる先生のウケ狙いが最高に笑えました(  ̄▽ ̄)  

 こんなメールも、先生が培ったハードルの低さ!?ですかね。お許しくださいm(__)m

 先生はとにかく、ずっと元気でいてください!

 追伸。またクリニックニュースに載せたいとか言っても、毎度ながらとにかく個人名だけはふせてくださいね(笑)情報の提供はいつも「未来を担う子どもたちのために」」。

 

 ありがとう!結局は普段やっている当たり前のことが、評価されるのは嬉しいことです。たまたま隣に座った人も、当院のかかりつけという偶然。その偶然で盛り上がれることは素晴らしいことです。


 次は太白区家庭健康課の担当者からのメールです。

 

 こちらも関係者ということで匿名としますが、仙台市子育て支援課在職中からの長いおつきあいです。元はと言えば4月に日本医師会・宮城県医師会で開催された「子育て支援フォーラム」の講演を聴きに来てくれたことが始まりです。フォーラムでは20分という短い時間だったので、もっと長く聴きたかった、そしてより多くの人に聞かせたいという思いで研修会を企画してくれたものです。

 

 「本日の講演会では大変お世話になりありがとうございました。

 先生への謝辞をもっと述べようと思っていたのですが、つたない司会で失礼いたしました。

 アンケートを見たところではお話の内容は来場の方々にとっても好評でした(当然とは思いますが・・・)。

 やはり医師というお立場から垣根を越えてお母さん方の不安と心配の解消に取り組む先生のお姿に胸を打たれたのだと思います。

 職場に戻れば様々なケースやクレームが待っており、世の中はどうしてこうなったんだろうと憂いておりますが、今日は先生のお話を伺って「すべては子どもの未来のために」という言葉に励まされました。

 これからも仙台市・日本の子どものためにお知恵と先生のエネルギーを分けていただければと思います。簡単ではありますが本日のお礼を申し上げたくてご連絡いたしました。寒さが増してきておりますのでお身体ご自愛ください」。

 

 こちらこそありがとう。自身が行っている理念に基づく子育て支援活動、ただそれだけでも多くの人たちに役になっているのであれば十分です。

 しかしながら、その活動が評価されて、講演を依頼され、お礼のメールをいただくことは、いつも言っている外部評価の重要性を地でいったものです。

 エールをくれた二人とも「子供の未来のために」という言葉を使ってくれました。

 こちらこそ、ありがとう!!