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2016年07月29日 08時33分08秒

授乳中のアルコール摂取について Vol.3

テーマ:子どもの病気Q&A
Q:授乳中のアルコール摂取について Vol.3
 年齢:3歳6ヶ月 性別:女 Origin:インターネット医療相談 居住地:鹿児島県 2016.5.11

 お世話になっております。

 以前飲酒授乳で相談をした者ですが、また話を聞いて頂けないでしょうか。

 前回病院を受診して脳も血液も異常なしとの診断を受けたとお伝えしましたが、何の気もなくただ資料として手元に置いておきたいとの考えで病院に検査結果をいただきました。

 そこには『脳梁体部~膨大部がやや薄い印象です。成長増大有無をフォローください。』と書いてありました。ショックで血の気がひきました。脳に異常があったのです。そして地区の3歳半検診でも引っかかりました。

 ネットで調べたところ、妊娠中の飲酒で脳梁の欠損やいびつな形になることが書かれていました。私の場合は授乳中ですが、飲酒授乳で脳梁の成長を阻害したのでしょうか?

 私は責任逃れをしたいわけではなくて、子供のことは大事に思っているし、これからも一生懸命育てていくつもりです。でもただ脳に障害を与える程ひどいことだったのか知りたいです。

 アルコールの入った母乳なんて飲ませないに越したことはないのは分かっています。私のしたことは許されることではないのも痛感しています。

 でも私は胎児性アルコール症候群になると言われている程の量は飲んでいませんし、妊娠中の飲酒は妊婦と胎児の血中濃度は同じになりますが、授乳だと乳児の血中濃度がそこまで上がることはありませんよね。それに0.06%くらいの血中濃度なら授乳しても大した影響はないとのお医者様のサイトも見ました。それに1歳だと体重も増えてますし、肝臓や腎臓の機能も少しは成長しています。

 でも実は1歳になるくらいの時期の方が脳に増幅して影響を受けやすいのでしょうか?大量ではなくても、ほぼ毎日だったこと、1年半と長期間だったことが悪かったのでしょうか?毎日毎日堂々巡りで、でも答えは出ません。

 先生、私なんかに付きまとわれて迷惑をお掛けしていると思っています。でも相談できる人も博識の方も知らず苦しいです。

 どうかよろしくお願いします。

返信1:Re: 相談よろしくお願いします

 御返事します。

 ここのところ忙しく、今日から札幌に出張に行かなければなりません。

 詳細な返事は後日ということにします。

 まずは、検査結果の『脳梁体部~膨大部がやや薄い印象です。成長増大有無をフォローください。』のところです。これには、異常があると書いてありません。印象というのは、事実ということではありません。個人差の部分を含むものと考えてください。

 まずは、これだけ伝えたかったのです。

 ということで、もう少し待ってください。

返信2:Re: 相談よろしくお願いします

 返事が遅くなりました。

 まずはもう一度以前の回答を思い出してください。

 返信は“ ご存知のように、妊娠中のアルコールは胎児に影響があることは確実視されています。しかしながら、授乳中の赤ちゃんへの影響に関しては、様々な見解があります。”で始まります。

 つまり同じことを書きますが、授乳中の飲酒の影響ははっきりしないことになります。他の例を挙げるとわかりやすいかもしれませんが、タバコと肺がんは確実視されています。アルコールと脳障害は関係がありますが、通常では起こりえません。長期にわたる大量摂取は関係しますが。

 何故胎児には影響があり、乳児でははっきりしないのでしょうか。それは脳の形成段階によります。こちらもたとえ話をしましょう。先天性風しん症候群はご存知でしょう。妊娠早期にかかるほど脳の問題が大きくなります。しかし妊娠後期や生まれたあとでは脳炎などを起こさない限り通常は脳に問題を起こすことはありません。

 つまり脳が形成されていく途中には影響がありますが、ある程度形作られれば影響が出ないことになります。胎児の脳の構造は生まれる前に完成しているというのが一般的です。

 また先日少し触れましたが、『脳梁体部~膨大部がやや薄い印象です。成長増大有無をフォローください。』との部分です。

 少なくとも医師が表現する印象というのは異常ではありません。これもこう考えてください。健診で肝機能を測定して40という値だったとします。正常値が20~40となれば、40は正常です。でも印象としては高いと判断しますが。増して計測の値の正常値が無い場合は尚更です。

 お母さんがお酒を飲み授乳した後、赤ちゃんは酔っぱらいはずはありません。つまり、長期に渡る大量摂取の心配もないのです。ということは飲酒の影響は考えなくてもいいと判断します。

 言葉の遅い子は私の回りに他もいます。その原因ははっきりしないことがあり、いつの間にか追いつく子もたくさんいます。原因がわからない以上後悔は何も生み出しません。

 言葉はキツいですが、後悔して言葉が増えてくるのであれば、いくらでも心配して後悔もしてください。

 でもお子さんはそんなこと望んでいないと思います。望んでいるのはお母さんの笑顔です。お子さん信じてあげて、今からできることをしっかりやってあげてください。そして心配は隠して、笑顔で接してあげてください。

お礼:おはようございます

 お返事ありがとうございます。

 お忙しいのにご面倒ばかりお掛けして申し訳ありません。

 先生が詳しく教えてくださったおかげで、よく分かりました。脳に障害を与えるような影響は起こりえないのですね。

 この一年自責の念と罪悪感で悩み、毎日娘に謝り続け、心から笑える日はありませんでした。

 これではいけない、明るくふるまわないとと頭では考えるのですが気持ちがついてこず、毎日毎日をやり過ごすのが精一杯でした。夫婦喧嘩も増えました。でもその方が子供にとっては悪い環境ですね。

 先生の仰る通り後悔しても子供が伸びるわけではないです。私が笑顔でたくさん語りかけ、絵本をよんだり触れ合ったりすることが大事ですよね。

 これからは頑張ります。遅れに気づく度に悲しくはなりますが、私の大切な娘です。前向きに愛情かけて育てていきます。

 何度も何度も相談に乗って頂き本当にありがとうございました。

 先生のおかげで生きる希望が生まれました。

 感謝してもしきれません。

 本当にお世話になりました。
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 この相談は3つのパートに分けて掲載してあります。未読の方は、是非読んでみてください。母親の不安・心配の強さ、そして素晴らしさ、逞しさを垣間見ることができます。
 ・授乳中のアルコール摂取について
 ・授乳中のアルコール摂取について Vol.2
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2016年07月25日 07時44分24秒

授乳中のアルコール摂取について Vol.2

テーマ:子どもの病気Q&A
Q:授乳中のアルコール摂取について Vol.2
 年齢:3歳4ヶ月 性別:女 Origin:インターネット医療相談 居住地:鹿児島県 2016.2.29

 相談よろしくお願いします。

 以前、飲酒しながらの授乳の件で相談させていただいた者です。

 何度もメールをしてしまいすみません。話を聞いて助言してくださるかたが先生しかいらっしゃらないので申し訳ないです。

 言葉遅れの検診のために小児神経科のある病院を受診しました。飲酒授乳の件も話し、MRIと脳波と血液と尿を調べました。結果は全て異常なしでした。

 ただ担当の先生が飲酒のことを全く問題にしておらず、酒量や期間などを質問されることもなく、いくら不安を訴えても大丈夫でしょうと流されるばかりで、逆に不安が募りました。

 精神遅滞や発達障害の場合でもMRIでは異常はないことが多いと本で読んで、心配は残ります。CTでは見つかるのでしょうか?

 夫や実母は「そんなに子供を障害者に仕立てたいのか⁉︎」「お前こそ精神科で診てもらえ」など全く理解してもらえず孤立して、最近は死ぬことばかり考えてしまいます。

 虐待のニュースで親が非難されていますが、私はそれ以上の酷い仕打ちを子供にしてしまったのに、誰からも罰せられません。何も知らない子供の無邪気な笑顔も罪悪感で苦しいばかりです。

Re: 相談よろしくお願いします

 御返事します。

 まず大事なことはもう一度前回のメールを読んで下さい。

 私も、今回の相談の内容とアルコールは関係が無いだろうと返信しました。さらに、神経科のある病院で検査をして異常が無かったことを確認して下さい。全てとはいえませんが、少なくともこの検査でもアルコールの影響がないということにさらに近づいたのです。この先CTを行っても何かみつかる可能性はほとんどないでしょう。脳波とMRIを検査した専門の先生が大丈夫でしょうと言うのは、アルコールのせいでないことを言っているのです。

 言葉の遅れがあったとしても全て病気とは限りません。言葉の遅れも誰のせいではありません。もちろん虐待でもないし、酷い仕打ちをした訳でもありません。と言うことは罰せられる必要もないことです。

 そしてお母さんの返信を思い出して下さい。“愛情もって育てていきます”。そうです、それが全てです。お子さんに対する愛情は母親は誰にも負けません。母親だからこそ心配してしまうのです。“死ぬ”なんて言葉は決して口にしてはいけません。お子さんのためには誰よりも母親が必要なんです。周囲の言葉には耳を傾けず、お子さんを信じてあげましょう。

 仙台では言葉の遅れに関してはかかりつけの小児科医や行政が対応してくれます。市町村によっては、3歳6ヶ月時に健診があることがあります。お母さんの不安も含めて相談すれば、きっと対応してくれるはずです。健診などのチャンスがなければ、かかりつけの医師、又は市の健診担当(子育て支援課)等に相談するのも一つの方法です。

 心配は消えないかもしれませんが、その心配をいい方向に向けて、お子さんには笑顔で接してあげて下さいね。

 また相談があったら、遠慮なくどうぞ!!

お礼:ありがとうございます

 お忙しいのに、早速のお返事をありがとうございました。

 ありがたくて、何度も何度も読み返しました。

 心配と後悔に押し潰されそうで母親としての自信がゼロになった今は、先生のお返事だけが心の支えとなっています。

 後悔や罪悪感は消えそうにありませんが、私が普段通りに笑顔で接するのが一番大切なんですよね。

 なにか障害を与えたはずだと悩むより、きっと大丈夫だと思うように努力します。

 来月市の3歳6ヶ月時に健診があります。そのとき子供をよく見ていただいて、相談したいと思います。 

 何度もお手数をおかけして、本当に申し訳ありません。でも先生のおかげで少し救われた気がします。ありがとうございました。

to be Continued…

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 この後2ヶ月以上、計5回以上のやり取りをして、“先生のおかげで生きる希望が生まれました”の感謝の言葉を頂きました。長い文章になるので、分けて掲載します。
 授乳中のアルコール摂取について Vol.3に続く
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授乳中のアルコール摂取について
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2016年07月23日 08時15分13秒

授乳中のアルコール摂取について

テーマ:子どもの病気Q&A
Q:授乳中のアルコール摂取について
 年齢:3歳4ヶ月 性別:女 Origin:インターネット医療相談 居住地:鹿児島県 2016.2.12
 
 はじめまして、質問させてください。

 母乳のみで育て、2才半に卒乳しました。しかし私は授乳中のアルコールの害を知らず1才頃から飲酒していました。

 量は5〜8%の酎ハイを350mlを1缶ですが、それ以上飲んだ日もあります。飲酒後時間を空けるとか搾乳するなどの配慮もしていませんでした。

 娘のことばの発達が遅いことで、やっとアルコールのせいでは、と思い至り心配と罪悪感でいっぱいです。

 授乳中のアルコール摂取で子供が知的障害になるなど、脳に影響はあるのでしょうか。教えてください。

A:Re: 医療相談 (Form)

 御返事します。

 ご存知のように、妊娠中のアルコールは胎児に影響があることは確実視されています。しかしながら、授乳中の赤ちゃんへの影響に関しては、様々な見解があります。

 一例を紹介しますが、アメリカ小児学会の『母乳と母乳育児に関する方針宣言』では「アルコール飲料の摂取は最小限に抑え、体重1kgにつきアルコール0.5gを超えない範囲で時折摂取する程度にとどめるべきである。このアルコール量は、体重60kgの母親であれば、ワイン8オンス(240ml)、ビール2本(350mlx 2本)。また、授乳中のアルコール摂取は避け、アルコール摂取して2時間以上間隔をあけてから授乳する。」となっています。

 また他の書籍では、「アルコールの授乳へのリスクレベルは「おそらく安全」というレベルで、研究により副作用の影響が少ない、または十分な研究がなされていない。」。ということは影響は確定的ではないということです。

 そしてもう一つは別な見方から考えてみましょう。胎児期にアルコールの影響が出るということは、胎児の脳が未熟ということに関係していると考えられています。となると母乳の時期とアルコールも考えなければなりません。もともと赤ちゃんは乳児期早期ほど母乳の割合が高くなります。通常5〜6ヶ月までは母乳オンリーです。1歳頃になれば、食事の量が増え母乳の量は減ってきます。また授乳回数も減ってきているはずなので、赤ちゃんに移行するアルコールの量はさほどではないと考えられます。また1歳頃になれば、時期的にも脳が成熟してきます。

 初乳(初めて母乳を与えた頃)からアルコール摂取してきたのではないので、以上のことを総合的に考えれば、現在の言葉送れとアルコールはあまり関係が無いと考えます。もちろんこれだけでアルコールの影響を否定できるものではありません。

 可能性が高くないのですから、罪悪感を持たないようにしましょう。それに、わかっていて飲酒したものでもないのですから。罪悪感を持つのはお母さんにとっても、お子さんにとっても好ましいものではありません。

 アルコールに関係なく、言葉が遅いお子さんはある割合でいます。ですから言葉の遅れに対して、これからお子さんのために何ができるかを考えてみましょう。システムが違うので何ともいえませんが、健診(行政)やかかりつけの先生のアドバイスをもらって対応してあげましょう。お子さんの言葉が増えてくることを待ちながら、何ができるのか考えてあげましょう。

 お子さんの言葉が増えることを信じることが、今は最も大切なことすよ。罪悪感や後悔では先に進めません。そして、気持ちを楽にしてお子さんと向かい合って下さい。

ありがとうございます
 早速の詳しいお返事をありがとうございました。
 罵倒されるのを覚悟で相談しましたので、温かいお言葉に涙がでました。
 不安や後悔は消えませんが、愛情もって育てていきます。
 ありがとうございました。

Re: ありがとうございます
 返信ありがとうござました。
 お子さんを信じて、育てましょう。

to be Continued…

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 この後2ヶ月以上、計5回以上のやり取りをして、“先生のおかげで生きる希望が生まれました”の感謝の言葉を頂きました。長い文章になるので、分けて掲載します。
 授乳中のアルコール摂取について(2)に続く
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