私自身、自分にジャストフィットする服の寸法は具体的な数値として頭に入っています。
身幅・着丈・袖丈・肩幅・袖幅などなどです。
しかしこれはあくまでも目安でアイテム毎・生地の種類毎に微妙ですが変わってきます。
やはり最後は現物を試着しての判断となります。
これはネット時代になっても変わることはないです。
ですので信頼できるお直し屋さんを見つけておくことは非常に大切ですね。
お直し店は今や数多く存在しますが、技術的な面は当然ですが、フィッターさんのセンスも需要な要素になります。
お店の実力の差は意外なことに少なからず存在しますよ。例えばジャケットの身幅出し、5ポケットのウエスト継ぎ足し出し、ダメージジーンズの裾上げ時の裾口を移植して違和感なくす技術、袖丈出しの際に裏地を見えないところで継ぎ足して表地をぎりぎりまで出す手法など多く存在します。
また時代の流行はあくまでも参考で依頼者に合わせつつも適切なアドバイスができるかどうかです。ですので単純に縫製技術だけでもあまり満足できる仕上がりが期待できないのです。
長く着るアイテムでも破損修理や微妙な体型変化によりお直しする方が増えてきています。ここ10年くらいでしょうか?
すなわち価格に関係なく本当に良いモノとは何かを考え始めている兆候ではないかと思っています。
それは非常に重要であり、楽しいことなのです。