毎シーズンどんな色柄が一押しであるのかということや各アイテムにおける流行のディテールを謳い文句に一斉に販売される洋服ですが・・・。
少なくともメンズにおいては今までのような一アイテムが爆発的に売れるような時代ではないと思います。
理由は単純であって・・・。
・ファッションそのものに関心が無くなった
・ファストファッションと高級品の二極化
・セカンドハンドの拡大
・お直し技術の劇的向上
・好みが画一化できない
・どのショップも同じような品揃えに飽きた
↑もっとあるのでしょうが、簡単にはこのようなところでしょうか？
特に服が好きな人とそうではない人の差が激しいのですが、同じように好きな人の中でも細かな違いがあるのです。そのわがままを叶えるのがオーダーやお直しです。
今までお直しといったら裾上げやウエスト調整くらいしか認知されていなかったのですが、今や全部ばらしていかようにもできる時代です。このようなことを体験してしまうと、流行という名のもとに毎シーズン大量に買い込んでしまい、すぐに着なくなる服が多くなることがいかに無駄であるかが分かってしまいます。
メンズの世界においては流行と叫ばれるのはあくまでも頭の片隅に置いておく程度であり、少しだけ取り入れるというのが、これからの楽しみ方であると思っています。そうかといって10年も20年も前の服をそのまま着ることは非常に野暮であると感じます。ですので流行とはいっても単に色柄やディテールだけではなくバランス感覚を取り入れることが最重要項目であると思います。
やはりこれらに行きつきます↓。
・洋服が似合う体型作りのための食生活と運動の実践
・サイジングに注意した洋服選び
・洋服そのものはシンプルで作りが良く上質な素材を選ぶ
↑このようなことが重要かと勝手に考えています。
そうなれば洋服単体に求められるのは最高に普通なアイテムなのです。