今シーズンのセールもほぼ終わりですね。
今シーズンはセレクトショップや百貨店でも最終的にはモノによっては結構な割引率になったものの、その割には売れていないというのが感想です。特にジャケットやスーツに関してはイタリアブランドでも相当な数が売れ残っていました・・・。またシャツに関してはイタリアブランドでもルイジボレッリ未満のマシンメイドであるオリアンやバルバ等々はかなり残っていました。シャツが主役になる季節なのでどうせ購入するならボレッリやフィナモレのハンドライン以上というのが服好きの方の考え方ですね。私もそう思います。
S/Sのジャケットやスーツに関してはここ数年の異常気象やクールビズの浸透により、着る期間が少ないことで、手持ちのもので充分というのが根底にあるのかもしれませんね。やはりある程度数を所有している方にとっては新鮮味に欠けますし、それぞれのモノに愛情をかけられません。服は着てはじめてその良さを堪能できます。ですのでその方のライフスタイルに即した適切な数というのがあるのです。
またS/Sに関してはジャケットやスーツへの投資はほどほどにして、その分をシャツ・パンツ、そして年間を通して使える靴や鞄に投入した方が効率的でもあります。
売る側としてはそれならA/Wでコートやダウンに注力したいのでしょうが、ここ数年の真冬でもそこまで寒くないですからね・・・。ムートンなんてのは日本では必要なくなるのではと思います。
自分の住んでいる地域の気候に合わせて本当に必要なモノでありかつ本当に良いモノを長く使うのがこれからの流れになるのは間違いないと思います。