新年あけましておめでとうございます。
 今年もどうぞよろしくお願いいたします。
 
 新年もまた帰省しまして、祖父母のところに参りました。
 親戚一同が集い、左党たちによる酒宴となったのは言うまでもありませんf(^_^;
 まぁお酒に関しては僕の師匠ともいえる方々なんですけど、そんな方々にも納得してもらえるようなお酒を持ってきた次第ですね。
 そのひとつがこの『醸し人九平次 黒田庄に生まれて、』です。






精米歩合 50%
使用品種 兵庫県産山田錦100%使用
アルコール分 16度

 
 『醸し人九平次』は僕も大好きな日本酒のひとつ。
 最初このお酒を飲んだとき、「酸味と甘味と辛味の三段撃ち!日本酒らしからぬ革命的な味!これは日本酒界の織田信長だ!」と驚嘆したぐらいです。
 名古屋に研修で滞在していたとき、同僚のひとりが「父が日本酒が好きだから愛知の地酒が買いたい」と僕に相談してきたのですが、名古屋の土産で『九平次』を勧めたところ、「美味すぎて、こんな日本酒を飲んだら他の日本酒が飲めなくなる」と言われてしまったほどです。
 
 原料米生産地は裏ラベルにある場所ですね。気になる方はGoogleマップの航空写真でこの座標を検索してみませう。
 黒田庄という場所は兵庫県西脇市にあります。戦国時代、天下人秀吉の軍師として天下統一を演出した黒田官兵衛の出身地とされている場所ですね。
 そんな戦国一の名軍師の出身である播磨北東は山田錦の聖地!この地域の一部では特A地区と評される最高峰の山田錦が栽培される場所があることで知られています。
 萬乗醸造では山田錦の栽培に適してかつ黒田官兵衛ゆかりの地でもある場所で作られたお米からこのお酒を醸しているのです。
 
 で、感想ですが
 際立つ香りと奥行きのある旨味、そしてグレープフルーツを思わせる口に広がるフルーティーさ、この三点を追求したまさに
 山田錦・オブ・山田錦!!
 それに加えて『九平次』ならではの鋭い酸味が刺さります。
 この切れ味……喩えるなら、織田信長が無礼を働いた茶坊主を隠れた棚ごと圧し切った伝説で知られ、のちに黒田官兵衛に渡された刀である『へし切り長谷部』ですかね。

 参考➡http://museum.city.fukuoka.jp/archives/collection/katana/katana01.html
 (福岡市博物館HPより)




 珍しく豪華なおせち料理の定番たちですね。煮物とか練り物とか海老とか数の子とか。
 これだけでも楽しめますし、問答無用で料理を選ばない!食が進む!美味い!!
 
 新年早々、いいものに早速出会えました。ごちそうさまでした。
 
続きます

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