‘60年代から今日までを10年ごとに区切り、各年代のシングル曲・マイ・ベスト3と特撮&アニメ主題歌ベスト1を発表します。
尚、ベスト3の方では、今は特にいいとは思わないものの、当時、熱烈的に聴いていた曲も入れています。
['60年代一般曲]
第3位「木曽節三度笠」橋幸夫
以前も解説したように、’60年、股旅演歌「潮来笠」による橋幸夫(後の旧御三家の一人)のデビューは、氷川きよしのデビューに似ていました。が、橋は演歌だけでなく、「青春歌謡」や「ムード歌謡」等、幅広いジャンルの歌を歌っています。
〈COLEZO!〉ビクター流行歌 名盤・貴重盤コレクション(10)颯爽!橋幸夫股旅名曲集
2位「勇気あるもの」吉永小百合
泣ける曲編で解説した曲。涙を流した後は勇気をもって立ち向かうしかありません。東日本大震災被災者に聴いて貰いたい曲。
吉永小百合映画歌謡曲集~日活編~
1位「恋をするなら」橋幸夫
これはこれまで何度も解説してきたので説明不要。リズム歌謡史の金字塔。
[’60年代特撮&アニメ曲]
「恐怖の町」サニー・トーンズ
撮影が放送に間に合わないから、という理由で放送が打ち切りになったウルトラマンの後番組(ウルトラセブンの放送前)が円谷プロ製作の「怪奇大作戦」。変身ものではありませんが、毎回、奇妙な事件を特設チームが解決します。
作曲は山本直純。「妖怪人間ベム」的和製ジャズ。
コロムビア TVアニメ・特撮主題歌全集3
[’70年代一般曲]
3位「銃爪(ひきがね)」世良公則&ツイスト(後に「ツイスト」と改称)
ツイスト最大のヒット曲で歌番組「ザ・ベストテン」でも一位を何週も連続してキープ。
とにかくパンチのあるロック。
この曲は’70年代当時の邦楽マイ・ベスト1曲でした。
2位「ギミー・ギミー・ギミー」アバ
‘70年代半ば過ぎ、スウェーデンのポップス四人組が「ダンシング・クイーン」で世界を席巻しましたが、’78年になるとディスコブームを睨み、次々とディスコ・チューンを発表。この曲はその中でも極上の出来。
因みに’70年代当時はこの曲が洋楽マイ・ベスト1でした。
アバ・ゴールド
1位「ロンドン行き最終列車」E.L.O.
歴代洋楽編で解説した’79年にヒットしたイギリスのポップス・グループの曲。このグループも本来、ディスコとは無縁でしたが、ブームに乗って毛並の違う曲を発表。白人ディスコの最高峰ではないかと思います。
ディスカバリー
['70年代アニメ曲]
「薔薇は美しく散る」鈴木宏子
歴代アニメ主題歌編等でも解説した、’70年代、最も人気を博した少女アニメの一つ「ベルサイユのばら」の主題歌。曲調はニューミュージック的歌謡曲。
[’80年代一般曲]
3位「パッション」ロッド・スチュワート
以前述べたように、元々この曲は日本ではサントリーのCM曲「今宵焦がれて」のB面として発売されたものの、米国でのヒットもあり、A面として再発、車のCM曲に起用されました。
ポップスのエッセンスを加味しながらも、重厚なロックとして成立しています。翌年(’82年)以降、ロック色は薄れ、ポップスを全面に出した曲を連発しました。
尚、’80年代当時はこの曲がマイベスト1でした。
ファイヴ・オリジナル・アルバムズ(完全生産限定盤)
2位「TOKYO指紅(ルージュ)」世良公則
歴代男性ボーカル編や雨歌編で解説したから説明不要。和製A.O.R.の真髄。
1位「クラシック」エイドリアン・ガーヴィッツ
このイギリスのアーティストも世良公則同様、グループ時にはハード・ロックだったものの、ソロになってからはA.O.R.に転向しており、’90年代以降はプロデューサーとしても活躍。
但し、以前も解説したように、この曲を単独(シングル)で聴いた場合、A.O.R.というよりもメロウなバラードという印象を受けます。何百回、毎日聴いても全く飽きません。
[‘80年代アニメ曲]
「想い出がいっぱい」H2O
この曲もこれまで何度か解説しました。’83年放送「みゆき」のエンディング・テーマ。
‘00年代以降、スタンダードになり、「卒業ソング」として歌われています。卒業式では号泣間違いなし。
後編を投稿する前、今週中にブログを休止若しくは半休止する可能性あり。再開予定は2月中旬。
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