講演会の感想文が届きました! | Cozo Cobun Official Blog

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公式YouTubeチャンネルとの連動記事が中心にはなりますが、動画では語られなかった内容や裏話等も書いています。本人に代わりスタッフが管理・運営しています。

先日の講演会にお越しくださったお客様から。。。


わざわざご感想をいただきました。

私の取り留めのない拙いお話に心のこもったご感想。。。


本当にありがとうございます。


個展前になんだか元気をいただきました!


せっかくなので、ご紹介します。


いただいた文章をそのままに。。。


●初めてお話を聴かせていただきました。人としての生き方について学んだように思います。こうぶんさんの今までの経験をくわしく聴かせていただき、これから生徒との出会いの中で、悩んでいる生徒に出会った時の対応についても話を聴かせていただいたで、すごく勉強になりました。どんな子にも、まず相談しやすい環境をつくっていきたいなと思います。ありがとうございました。


●色々と興味深いお話でした。ご自分の苦しんだ部分なども大変わかりやすく話していただき、会場の雰囲気もとても和やかな中でお話を聴けたと思います。私が本日のお話の中で感銘を受けたのは、・自分が一人なのではなく、自分が一人になろうとしていたことの気づき。・自分は学生時代いじめを受け自殺を考えたことがあるので、とても聴いていて感情が動かされました。・結局、自らの性を変えることはできないというある意味の潔さ。等の点です。自分のつらかった点や克服した点を外に出すのはしんどいところがあると思います。それなのに、時に笑いを加えながら話すことのできるこうぶんさんはすごい人だなあととても感じました。


●「一人の人間として認めてあげてほしい」というのが、今日いちばん心に残りました。昨年度から支援学級を担任しています。この子たちの「いっしょにいて楽しいこと」や「他の人と自分を比べてしんどくなるところ」などを本人やおうちの方のOKな範囲でみんなに知らせたいといつも思っています。今日もこうぶんさんのことを知ることができてよかったなと思います。障がいがあるとかないとか、男女関係なく、互いを「知る」ことが大切なのかなと最近思います。こうぶんさんが講演で、今まで生きてこられた道筋をみんなに知らせてくださってよかったと思いました。


●今はテレビ等で「性同一性障がい」の認知度が高まっているけれど、「知っている」のと「解る」のは全く違うんだと気づかされました。数時間のお話をお聴きしただけで、こうぶんさんの気持ちが「解った」とは言えないけれど、今日お話を聴けてよかったと思います。教師として、これからどんな子どもに出会っても、不用意に「大丈夫」と言ったりしないように気をつけられたらと思いました。ただ、この障がいに限らず「個性」としてとらえることの大切さを改めて感じることができました。教師としてというより人として、こうぶんさんから示していただけたように思います。


●今まで知らなかったことがたくさんありました。私も最近、体のことで悩んでいて苦しかったのですが、なってみないとわからない気持ち、苦しみがあるんだなと感じました。今日は、こうぶんさんの生い立ちなどの中でつらかったことなど聴いて、やっぱりそうだと思いました。悩んでいるとき、一人で思いつめること、特に思春期にはそうなることが多いので、周りに話を聴いてあげる人、理解してあげられる人が必要だと感じます。教師として、そういう存在でありたいなと思います。そして、子どもたちにも人として、隣の人の悩みや想いを聴ける人になってほしいなと思います。


●今日のお話を聴いて、性別に関係なく人として『自分らしく』生きていける環境をつくっていきたいと思いました。そして、こうぶんさんの人間としてのあたたかさを、お話や絵を通して感じることができました。


●私が小さい頃、「おとこおんな」と呼ばれていた子がいました。一緒になって言うことはありませんでしたが、○○ちゃんは変わってるという思いは持っていました。金八先生の中で「性同一性障がい」の生徒について取り上げていて、その障がいについて少し知ることができました。テレビなどでも、ドキュメンタリー等で多く取り上げられるようになり、カミングアウトされる方も多くなったように思います。お話の中にあった、いつでも相談できる体制(態勢)をつくるために自分自身がしっかり学んでいかねばと思いました。個性をもったひとりの人として、子どもたちを一人ひとりみていくことの大切さをまた強く感じました。


●何をどう書いていいかわからないくらい自分の中にバシバシ入ってくるお話でした。こうぶんさん自身も言葉をつまらせていましたが、本人も親もたくさんの人が苦しんでいること、そしてこうぶんさんの周囲への思いやりの気持ちに胸をうたれました。一人ひとりが幸せに育ってくれれば、と本当に感じました。教師としてどのようにしていけばいいのか、私の中での考えを持てるよう、これからも勉強し考えていきたいと思います。


●自分の身の回りにも悩みとわからず悶々と過ごしている子どもがいるかもしれないのだと思いました。教育現場で性同一性障がいをマイナスととらえるのではなく、個性ととらえていく姿勢が大切で、私たち教師は受け止めていく立場であるのだと感じました。


●自分の個性としっかり向き合ってきたから、強い想いを伝えていけるのだろうと思いました。テレビや職場で少し知識は持っていたものの、生の声を聴く機会は今回初めてで、時間たっぷりご自身の想いを語っていただけたのは為になりました。決めつけるのではなく“ありのままを受け止める”“みんなちがってみんないい”、その気持ちを忘れることなく、いつも持っていたいと改めて感じた講演でした。


●人は誰でも何かしら悩みをもっているということを改めて感じました。それでいい、それでこそ生きていると実感できるのかなと思いました。こうぶんさんはご自分の考えをしっかり持っていて、聴いていてとても気持ちがよかったです。子どもや家族へのとってもあったかい気持ちがすごく伝わってきました。私もいつも感謝の気持ちを忘れず、これからもがんばっていこうと思いました。


●私は大阪芸術大学出身です。こうぶんさんが「絵を描いていると、とても楽になる」と言われていたのを聴いて、気持ちがよくわかりました。教師になったものの“教育の世界”と“芸術の世界”の違いを感じ、この世界でやっていけるのかと悩んだりしていましたが、今日のお話を聴いて、そんなもの関係ないなという気持ちになりました。私は皆と違っていて当たり前で、私のできる限りで子どもたちを見ていけばいいのだなと思いました。


●会場に来るまでは、テレビや本などの中での話という感覚でした。でも、お話を聴いていて、自分の身近なところでもあり得ることなんだなと思いました。もしかしたら、自分の周りでまさに今悩んでいる人がいるかもしれない。そんな子がいるかもしれない。そう思うと教師である私たちが性同一性障がいをどうとらえるのか、そしてどう伝えるのかって大切だなと思いました。「GIDは一つの個性だ」って言葉が何だか私の心にすーっと入ってきました。


●半年ぐらい前に、こうぶんさんをお招きする話を聴いていたので、今日をとても楽しみにしていました。聴かせていただいている間、自分が小学生だった頃とても女の子らしい男の子がいた事を思い出しました。クラスメイトからオカマとからかわれ学校に来ない日がありました。また、障がいのある方と友だちになり、やはりその方もこれが私の個性だからと、笑いとばしていたのを思い出しました。たくさんの人と出会い、正しく理解し、みんなちがってみんないい、それを自然に受け入れられる自分になりたい。そして、そのことを子どもたちにも伝え、出会わせてあげられる教師でありたい、そう思います。


●一番心に残ったのは、こうぶんさんの涙と訴えです。私の息子は障がいがあります。それに病名がつこうとつくまいと個性として受け止め、肯定して、毎日生きていくことには何ら変わりはなく、自分らしく生きていくことが一番大事なのだと思ってやってきました。「女にはなれないんだ」と訴えるこうぶんさんの言葉にうたれました。それと、子どものことを案じるこうぶんさんに本当の優しさを感じ、私たち教師が大事にしなければならないことだと思いました。


●一人の人としての人生(歩んできた道のり)を聴かせていただくことが、私の心の栄養となっています。いつか、女性として男性として生きる、というより人としてその人らしく生きることが当たり前で不便ではない世の中になっていくのではないかなと思います。かなり先の未来になるのでしょうが…。小学校の勤務ですが、子どもたちが「相談してみよう」「話をきいてもらおう」と思うような存在であるように心がけていたいと思います。そして、私も自分らしく輝いて生きていきたいなと思いました。


●明るい太陽みたいな人でパワーをいただきました。でも、そのパワーはいろいろな経験を経た上で成り立っているということがわかり、前を向いて生きていく力強さを育てていくことが、私たち教師の仕事ではないかなと思いました。いろんな人がいて、いろんな考えの人がいて、世界は大きいということを伝えていけたらいいなと思いました。


●生い立ちから今日に至るまでの葛藤を聴き、真っ直ぐな方だなあと感じました。男、女の違いや年齢の差など、社会に出ると色々な「違い」があります。周りの人と自分を比べたり、自分は人と違うからダメだと思いこんだり…。今、関わりのある子の中にも「自分が何なのかわからない」ということで悩んでいる子がいます。悩んで、自分を見つけること、自分を知っていくこと、誰にでも自分を見つめることは大事なのだと思いました。性別がどうであれ「自分は自分」と認められたらとっても楽になれそうですね。


●性同一性障がいについて、映画やドラマなどではよく見ていましたが、今日初めて実際にお話を聴かせていただきました。まだまだ私自身、無知なので、しっかり感想を書く自信はないのですが、なにか心がすっきりとしたところがありました。“女はこうでないといけない”とか“女だから”とかそんなんじゃなくて、やっぱり“個性”として子ども一人ひとりをそれぞれとして捉えることで、子どもたちが生き生きとし、可能性が広がっていくんだと思いました。1年生の子が「なんでうちはみんな同じ服(標準服)なんやろな。なんでスカートなんやろ。」という質問にうまく答えられなかったことを思い出しました。今日のお話から、次に聞かれたら何か答えられるように考えてみたいと思いました。


●“障がい”じゃなく“個性”として考えるというところが特に印象に残りました。私も“みんなちがってみんないい”という言葉が好きです。私は目立つことが苦手で、いつも人と一緒ではないと嫌と学生時代に考えていました。差別はもちろんいけないことだけど、男女一緒という前に、そこにいる一人ひとりを大切にしていきたいと思いました。今年から教師になり、その年にこうぶんさんのお話を聴けてよかったです。いつでも心を開いて、子どもを受け入れる。どんな話もきくよという姿勢を持ち続けていきたいです。こうぶんさんと出会えてよかったです。


●お話を聴くのは3回目になります。こうぶんさんのこれまでの人生、これまでの葛藤の話をしっかり聴けました。こうぶんさんの強さ、明るさ、寛容さはたくさんの葛藤の上にあることを感じられました。今までは、ただ強いという印象でしたが、人と違う人生を歩むことは大きな勇気を伴うという当たり前のことを感じました。こうぶんさんとの出会いで、これからの性教育を考える上での視点、子どもとの対応に幅が広がります。これからもお時間の許す限り、学校教育にご尽力いただきたいと感じました。


●こうぶんさんの今まで経験してきたこと、想いなどがギュッとつまった時間でした。今まで出会ったたくさんの人がいるからこそ、今のこうぶんさんがあるんですよね。私も毎年たくさんの子どもたちと出会います。その一つひとつの出会いを大切にしていきたいと思います。


●自分が男である、女である以前に“自分らしく生きる”ことの尊さを強く感じました。目の前の子どもが今、何を感じ、何に苦しんでいるのか、何を求めているのか気づける人間になりたい。また自分自身も、私らしく生き生きと生きていけるよう考え、感じるアンテナをはっていたいと思います。こうぶんさんは一つひとつのことを考え、感じ、正面から向き合ってこられた結果、今、誰にもない輝きや人としての魅力があふれているんだなと思いました。


●本やドラマ、テレビ等で取り上げられ、今でこそ理解がある世の中ですが、「性同一性障がい」という名前すらない大変な当時をお話いただいて、本当に素敵な時間でした。「手術をすればなれるものではない。治るものではない。一生背負っていくもの。」というお言葉は、改めて深く考えさせられ、とても印象に残りました。「みんな違ってみんないい」という個性を認める教育にこれからも力を入れていきたいと思います。


●笑いあり、しんみりするところあり、そしてためになるお話をありがとうございました。今、1年生の担任をしています。私自身「男の子は青、女の子は赤」という環境で育ち、教師になっても男女共生のことを学んでいるが、「男の子は青、女の子は赤でも別にいい。違うのがよければ違うのにすればいい。」という考えが根っこにありました。保護者からも、全員水色のものを配ると、「女の子なのでピンクはありませんか」という意見がありました。おとなの考えを知らない間に与えている、押し付けてしまっていることもあると感じました。「GIDは個性」という言葉を頭の片隅に必ずおいておきたいと思いました。そして、相談できる場まで与えられなくとも、相談しやすい環境をつくっていきたいです。


●最後の質問で答えられていた“自分で考えない”ということが、子どもたちだけでなく自分自身にもあてはまるなと痛感しました。今日のお話の中で、こうぶんさんのようになりたいなと思うところがたくさんありました。自分の意見をはっきり嘘なく伝えている姿がすごいなと思ったからです。私は私自身を見つめて考えて、しっかり生きていかなくちゃいけないんだと思えました。そして、そんな姿が子どもたちにも伝わってくれればと思います。今日のこうぶんさんの言葉、“障がいではなく個性”を忘れずに子どもと向き合っていこうと思います。


●「GIDという個性をもって生まれてきた人間なんだ」ということが、こうぶんさんの生き方を通して獲得された見解であるのがよくわかりました。また、自分自身の立場だけで自殺を考え、行動してしまう自分の愚かさについて話されたときは感動しました。お母さんやおばさんの想いを知ることで、自分の命の大切さに思い至るところもそうでした。いろんな人の立場に立って物事を考えられる人間としての心の広さを学びました。