今からもう20年以上前になりますが・・・まだ私が静岡放送の現役アナウンサーだった頃。
アナウンサーのイメージ、というのがけっこう重要視されていたように思うのです。
その当時の、静岡放送では、の話。
簡単に言うと、報道メインでやっている人はその担当の間はバラエティーからはお声がかかりにくい。
反対もまた然り。
私は報道志望でアナウンサーになったものの、ご縁があったのはバラエティーばかり。
テレビでは番組宣伝や娯楽関係の紹介など、またラジオはもうそれこそ好き勝手に話が出来るものを。
特に大事にしていた深夜の中・高校生向けのラジオ番組では、そりゃもうしたい放題で。
スタジオにミキサーを持ち込んで独自の変わった謎の飲み物を作って飲んでみたり、自分の失恋を延々と語ったり、ピーっと音をいれなきゃ放送出来ないような事をこそっと(!)しゃべっちゃったり。
こんな事をしているアナウンサーには、報道の話は来ないのです。
ま、ラジオは本当に楽しかったし、実は自分はバラエティーに向いているってわかったし・・いい思い出ばかりですが。
でもね、それほど「イメージ」って大事なのねぇ・・というのはよ~くわかりました。
ほら、今だってけっこうありますよね。
女優さん、俳優さんなんかは特に。
清純派で売っている間はそのイメージを貫かなきゃ・・とか、その作品のイメージが強すぎて他にいきにくいとか。
これ、まぁ仕方ないかと思ってました。
それが・・・今日改めて、この例はすごい!と。
岡田准一さん。
V6の・・というよりは、「黒田官兵衛」の、の方が今はぴったりでしょうか。超イケメンの!ね。
岡田さん主演の『永遠のゼロ』を見てきたのですが、これもものすご~くカッコ良かったです。
その岡田さんって・・・関西ではおそらくかなり有名な「二代目ひらぱー兄さん」でもある。
シンプルに「枚方」と書かれたパーカーを着て、お調子ものっぽいポスターも。
(それって何?という皆さんはぜひ「岡田准一 ひらぱー」で検索してみて下さい。
大坂は枚方という場所にある遊園地、ひらかたパークのイメージお兄さんです。
ちなみに一代目はブラックマヨネーズの小杉さんでした。)
いくら岡田さんが地元、枚方の出身とはいえ、この同時両立ってすごい!って改めて思っちゃいました。
カッコよさとバラエティーと。
・・・これって、両立出来るんじゃないの!
あっちもこっちも出来る、ってプラスのイメージになって、かえっていいかも・・・ね。
さ、こんな感じで世の中も動いている今、懐かしい静岡放送も両立の時代に入っているのでしょうか。
ちょっと気になるなぁ。
固定のイメージを大事にするも良し。
その時その時でいろいろな顔を見せるも良し・・・器用じゃなきゃ出来ないけれど。
岡田さんがものすご~くウラヤマシイ一日でした~