お呼びだしの件 | 来栖史江の徒然なるままに  ~フリーアナウンサー・絵本講師・話し方講師・朗読とピアノ アサクル~

来栖史江の徒然なるままに  ~フリーアナウンサー・絵本講師・話し方講師・朗読とピアノ アサクル~

元静岡放送アナウンサー来栖史江のオフィシャルブログ。朗読とピアノのコンビ アサクル、絵本や読み聞かせの楽しさを伝える絵本講師、話し方講師、イベント司会や朗読についての活動を紹介します。

先週金曜日の事になるのですが。


私、次男の小学校から「お呼び出し」をいただき、朝一番で学校に行ってきました。


先生からの・・・ではありません。(ひとまず「ホッ!」)


じゃあナニ?・・・で、すぐわかる方は経験者の皆様でしょうか。


そう、この時期のお呼び出しと言えば・・・時期PTA役員についての面談。

長男の時から数えると小学校ママはもう9年目になりますが、何度この面談を受けたかわかりません。


基本こうしたPTA役員(執行部関係)を決めるのは、会員(保護者全員)の推薦か自薦の末に面談で決まった人。

くじ引きで・・なんて事にはなりません。(おそらくこれまでにもなかったはず)


そのため少し前の時期、子どもを通じて保護者全員に手紙が。

時期役員として誰か推薦してほしいといった内容です。

これがまたねぇ・・・悩むのですよね。

周りの親しいお母さんの事情はよ~くわかっているし、ここに名前を書いちゃったらとりあえず面談には行かなきゃいけない訳だし。


面談に行くとしても引き受ける気があれば問題ないけれど、ちょっと無理となったらどうして無理なのかを相手に納得してもらえるまで説明しなきゃいけません。

これ、けっこう大変な事です。


そんなこんなでいただいた「お呼び出し」。


私は去年学年の役員もやっていたし、朗読とピアノ アサクルとしてみんなの前で話をする機会もあったし・・・目立った事は確か。

それに「話す」事はストレスでも何でもなく、大好き。

って・・・役員やって、となりますもんね。


推薦をいただく理由はわかる。

出来る事ならばお引き受けしたい。

子どもも大変お世話になっているし、この学校は大好きです。


でもね・・・これ以上お引き受けしたら、確実にパンクです。


そこをわかっていただくしかないと、面談に向かいました。


確か数年前のお呼び出しの時には、「私になんかそんな大事な仕事は無理です」とか何とか言ったような。

ですが私も年齢を重ねて、ただ逃げるだけのオンナじゃなくなりました。威張る事じゃありませんが。

今回は思っている事をしっかりお伝えしようと。


本音でお話すると、こういう仕事はちょっとしたやる気と時間があれば誰でも出来ると思います。

決して驕っている訳でも何でもないのですが。

空いた時間を使って、自分が出来る範囲の事を協力しあってするものですし。

それなら私がここで「お受けします」と即答出来たら良いのですが、本当にもうスケジュール的に無理で、ここでもしお受けしたら確実に家庭崩壊です。

それに時間があってお役に立てる事をするならば、今後も図書の活動でいくらでも協力させていただきますので・・・こんな理由で、今回お受け出来なくて本当にすみません!


こんな感じ。

全部本音。


でも面談をした役員さんももうよくわかっていたようで、「事情はよくわかっていますし・・・わざわざすみませんでした」となり、その後は和やかに今後のPTA活動がどうしたらもう少し身近になるのか、あれこれ意見を出し合っての楽しい(!?)時間になりました。


ああ、良かった。わかっていただけて。

「私にはこんな仕事は無理」とか、「仕事」とか「介護」とか・・そんな理由じゃなく、素直に伝えて良かったような気がします。


でも今回お伝えしたのはホントの事。


PTA会長、副会長、書記に会計・・

ちょっとした前向きな気持ちと時間(これは大問題ですが)があれば、内容的には誰でも出来るはずだと思うのです。

(・・・あまりに計算が弱い私には、会計だけはホント無理!なのですが。)

それに、子どもの通う学校をより知るためにも、貴重な仲間を作るためにも・・大変だけれどもこういった役員関係って後になって「やってよかった~」と感じる事ばかり。

そりゃ、「ああ、ホント大人になってこんな気の合わない、イヤな人と出逢うとは思わなかった!」みたいな事もありましたけど、それもまた後になったらいい経験に。

やらずに過ごしていたよりは、ずっと自分のためになっていると思います。


じゃあどうしてこんなに「引き受け手」が少ないのか。


ここなのよねぇ。問題は。


・大変そうに見える。

・イメージがカタイ。

・面倒

・実際今は動ける状態じゃない。


こんなところでしょうか。

どうしても今は無理という方ははずすとしても、他の「動こうと思えば動けるけれど出来るものならやりたくない。・・というかイヤ」という想いを持つたくさんの方々を、どうしたらちょっとだけこちら側に向いてもらえるのか。

これ、永遠の課題、かもしれません。


役員さんと冗談半分に言ったのは、

・「執行部」という言葉からしてカタイので、サークルのような名前にしたらどうか。

・一年となると長いから、一学期だけの役員で二回やればオーケーのようなゆるい形にしたら?

・実は中はこんな楽しい雰囲気だと感じてもらい見てもらえる機会を作る。


言うはたやすい、はよくよく承知の上で。


本当は役員をお受けして、自分が上に立った時に好きなように変えていくっていうのが理想。

だからお受け出来ない以上、あれこれ言うのは無責任だとわかっているけれど、こうした話をするのは何だかとっても楽しかったです。


申し訳ない、皆さん。

執行部は当分お受け出来ませんが、その分、図書の活動は他の方が出来ない事まで頑張ってやりますから。


お受け出来ない場合のお断りって、本当に苦しい。

何でもそうだけれどね。

願わくば来年度はお呼び出しが来ませんように。


・・・でももしかしたら、図書ボランティアから来るかも。

そうしたらそっちは断れないよなぁ・・・

悩みは果てしなく、でした~