父の日、でしたね。
皆さんはどんな一日だったのでしょうか。
我が家は、夫がいつも週末は仕事で帰宅が遅いので、子どもからのプレゼントは昨日終了。
・・・それに私からのプレゼントは、父の日を一週間勘違いしていたのでもう先週終わっていましたし!
そして自分の父はもうとっくの昔に他界していないし、お義父さんには・・・贈っていないのです。
これは私の母に対しても同じ。
こういった行事は特に意識しない、とここ数年決めています。
これ、堂々と言うような事でもないし、もちろん誰にお薦めしている訳でもありません。
ただこんな形にしてから、とってもお互いの関係が良くなってラクになりました。
うちの場合ね。
夫の実家は関東の茨城。
私の実家も千葉とどちらの実家も遠いので、帰れるのは年に一度くらいです。
何かの時には電話はしますが、やはりお互いの顔を見て話が出来ないとなかなか距離は縮まらない。
でもこの程度の距離がいいのかも、と思う事もたくさんあります。
そう、自分の実家でさえ、もう長く離れていたら居心地が悪くなっていたりするもの。
自分の親にも、夫のご両親にも、適度に気を遣う間柄が一番いいのかなぁと。
・・・同居するとなったらこんな事言っていられないですが!
問題は何かを贈るとなった場合。
普段本音を言い合って暮らしている訳でもないので、本当に贈り物が嬉しいのか、そういった行事はしない方が楽なのか、といったあたりがずっとつかめずにいたのです。
ほら、贈り物一つにしても、行事をとても大事にしていて、必ずその日にしたいという人ばかりでもない。
母の日や父の日、結婚記念日だってあまり気にしない、昔からそんな中で育ったのでその方がラクって方だっていらっしゃる。
育った環境などによって、考え方、感じ方は様々ですもんね。
自分の母に対しては、もうずいぶん前から「行事の贈り物は本当に要らないからね!ホント欲しいものもないんだし」と言われていたので本音だろうと。
でも夫の実家となると判断しにくい。
そこで毎回行事ごとに、これは、と思ったものを贈る→次回からは要らないからね、気持ちだけでたくさんと電話をもらう→プレゼントが気にいらなかったのか、それに要らないというのは本意かどうか悩む、結局また次も贈る→同じように感想をもらう・・・
これを何年繰り返した事か。
そこで、数年前から本当にこれをやめちゃったのです、私。
勇気が要りましたよ~!
でもね、その代わりにこうしたのです。
本当にしたい時にしたいように贈る、って。
行事だから、一応形を追わなきゃと心のどこかで感じて何かを贈るのはやめる。
その代わりに、何の記念日でなくても、ああ、これお義母さんに食べてほしいなぁ、お義父さんにこのシャツ似合うかも、切手集めをしている私の母にこんな記念切手贈ったら喜ぶかなぁ・・・って具合に、したい時には勝手に贈る。
本当に自分がしたい時にしているので、相手の感想がどうかというのはあまり気にならないのです。
喜んでくれたらいいなぁ、今贈れて良かったなぁというくらい。
そしてお義父さん、お義母さんもこの形にしてからは、次回は要らないよと言わずに、「珍しいものを贈ってくれてありがとうね」と言ってくれるようになりました。
ちょっと変な形かもしれませんが、いい距離感の中、無理せずにお付き合い出来ている気がします。
あんなに気を遣っていた昔よりも。
今回、夫の実家には関西の美味しい旬の佃煮セットを贈りました。
贈った時期は、母の日と父の日のちょうど中間あたりだったでしょうか。
何もない時に。
たまたま美味しいものを見つけたので、です。
添えたカードにも本心を。
「離れていてなかなか会えませんが、お体には気をつけて。いつも心配しています。
また次に会える時を楽しみにしています」ってね。
いろいろな関係がありますが、私にはこの形、とってもあっているようです。
前はやっぱり形ばかりを必死に追っていて、どこかで気持ちがついていかなかったのかもしれません。
嫁はこうあるべき、娘ならいくつになってもこんなふうに母に接するべき、みたいな意識が強かったし。
したい時にしたいように。
この気持ちは今後も大切にしていきたいと思っています。
でも自分の事になると・・・私は、母の日当日、誕生日当日に気持ちを伝えてもらえるのが一番嬉しいんだけどね!贈り物も大歓迎、素直に喜んで何でももらっちゃう。
まさに人それぞれ、ですね~!