日付けは変わってしまいましたが・・母の日の事を少し。
我が家ではここ数年、母の日には男三人で(夫、二人の息子)カレーライスを作ってくれる事になっています。
市販のルーを使って作る簡単な男の手料理ですが、それでも気持ちはとっても嬉しい。
普段キッチンにはほとんど立たないメンバーが集まって、ああだこうだ言って、時間をかけて作ってくれるカレーは本当に自分が作る以上に美味しい気がします。
ただ今年はちょっと予定変更。
母の日当日は夫の帰宅が遅いため、カレーは一日早く前日に。
このところ何かとぶつかってばかりの長男、夫ペアが作ってくれました。
思春期の息子と父親ってどうもややこしいようで・・・それでも「一緒にカレーを作る」という行為が会話を生んだのならば少し嬉しいです・・・どうも本当に必要最小限の会話だったみたいですが!
そして母の日当日の日曜日。
息子たちは母(私の事です)にはまだ優しいので、それぞれが予算を私に告げて、その中で何でも買っていいよ~と買い物についてきました。
まず小三の弟。
彼は最近、こうしたイベント時にはパワーストーンをプレゼントしてくれるのに凝っていて、「何でもいいよ」と言いながらもう足は迷わずそのお店へ。
うちの中のこまごましたバイトを無理やりやって貯めた1000円を入れた箱を誇らしげに抱え、「ママ、好きなものを選んで」と。
その気持ちだけでもう充分嬉しいので、なるべく安いもの、300円くらいの天然石を選んだら、「それならこっちのと二個買ってあげるよ!」。
・・・変に羽振りがいいあたり、まさに銀座のママから私、そして彼に受け継がれた「血」ですね!
とにかく彼の気持ちを尊重し、そこそこのかわいらしい天然石を選んで買ってもらいました。
きれいにラッピングしてもらった袋を持ってニコニコ機嫌のいい弟。
・・・でもこれが、兄にすると面白くないのです。
ここで大人になりきれていない中三の兄がおもむろに登場し、「好きなのを選んでいいよ、石以外で」と。
ああ、またライバル心メラメラ状態に突入・・・と少し気が滅入るのを何とか抑え、兄弟がケンカしないようにあまり金額に差がつかない程度のかわいいピアスを選び買ってもらいました。
この買い物の間、弟はぴったりと私のそばに付いていて、どれくらいの金額の何を選ぶのか、ママが自分の時よりも嬉しそうにしていないかと心配顔。
かわいいけれど・・実はちょっと面倒!
こんな事ならば三人で来るんじゃなかったと後悔しながら、兄には嬉しい表情で、弟にはそれなりの表情で対応して何とか買い物終了。
二人の息子の気持ちは本当に嬉しい・・・でも、疲れたなぁ!
兄弟の関係って、多かれ少なかれこんなもんなのでしょうか?
うちは歳が離れているのにライバル心がものすごい兄弟なので、こういった場面はしょっちゅうです。
エスカレートすると互いに罵りあったりとケンカが始まり、ねちねちと続いたりもする。
二人の問題だから放っておこうと思ったってどうしても聞こえてくるし、そんな中穏やかに暮らすのはけっこうな修行です。
仲の良さそうな兄弟を見ると、ああ、お母さんラクでいいなぁ・・・と少しうらやましい!
せっかく縁あって同じ母から生まれてきた兄弟。
出来る事ならば仲良く、もっと出来る事ならば助けあっていってほしい・・・勝手な親の願いなのは承知で、でもやっぱりそう思ってしまいます。
今は無理でも、大人になっていつか、互いを尊重して助け合える日が来たら嬉しいなぁ。
そんな日が来ると・・・(自信ないけど)信じましょう!
永遠のライバル、我が家の兄弟。
性格は全く違うのに顔が似ているあたり、何だか笑えます。
ライバルがいないよりはいた方がいいけれど、ま、ほどほどにね。
母はどっちもかわいくて、どっちも好きなので。ね!