ずっと「話す」事に関連する仕事をしている私ですが、内容で少し他と変わっていたのはこの仕事。
日本語教師
2年間弱、東京で先生として働いていました。
5年間勤務した静岡放送を退社して、すぐに結婚して関西に行くのかと思いきや・・ちょっとだけとわがままを言い、東京の日本語教師養成学校に半年間通い、その上勝手に教師の採用試験まで受けて東京で働いちゃったのですね~
さすがにそのまま外国で日本語教師を経験してみたいと言い出した時には夫に愛想をつかされそうでしたが(迷った挙句に夫を取ったワタクシでございます・・)、当時から優しく心の広い夫のおかげで、現在までいろいろなやりたい事をしてくる事が出来ました。
夫よ、感謝してますよ。ありがとうございます。
・・・最近夫も私のブログを読むようになったので、ちょっと謙虚にお礼を書いてみました。
ほら、先も長いしねぇ。まだまだやりたい事は・・・って、魂胆バレバレですね!
でも感謝しているのはホントでございます。
ちょっと話がそれました。
とにかく日本語教師。
以前テレビで『ドク』というドラマがあったのを覚えている方、いらっしゃいますでしょうか。
安田成美さんが日本語教師を、香取慎吾さんが外国人生徒役をやったドラマ。
あの舞台になった東京の日本語学校の養成コースに通い、半年間朝から夕方までびっちりと勉強し、日本語教師採用試験にも合格し。
実際に外国人の方々を前に、プライベートで、クラスであらゆるレベルの日本語を教えていたのです。
もうす~っかり現場から遠ざかってしまったので、教師に復帰する事はまずないと思いますが・・
一年に一度、この教師がらみでご縁をいただく仕事があるのです。
にしのみや留学生日本語スピーチ大会の司会
西宮の国際交流協会が主催するこのイベントには毎年、市内の大学数校から留学生の方が参加。
自分の経験や想いを一生懸命、日本語を通して語ってくれます。
結婚して西宮に住むようになった頃、最初は関西でも日本語教師を続けようと思っていた私は西宮の国際交流協会に日本語ボランティアとして登録したのです。
そして一週間に一度、マンツーマンで教えるように。
でもそのうち前職がアナウンサーだった事がわかり、協会のイベントなどで司会としてご縁をいただくようになり。
いつの間にか日本語教師の仕事よりもアナウンサー関連の仕事の方が多くなったという訳。
今日あったこのイベントの司会も、もう担当させていただくようになって3回目です。
そしてこの時ばかりは、前に日本語教師を経験していて良かったなぁって思います。
それはこんな理由。
この司会は、他のイベント司会と全く違う独特の難しさがあるのです。
いかにわかりやすい日本語を使うか、っていう事。
留学生の皆さんは時間をかけ、一生懸命スピーチの準備をしてきます。
だからスピーチそのものには問題なし。
ただ、スピーチ後にちょっとしたインタビューをさせていただくので、その時の私の日本語がわからないと・・ステージ上で全く訳のわからない会話が交わされることになり、ついに質問している私も理解出来ない日本語が相手から飛び出す・・なんて事にも。
これはかなりコワ~い状態です。
だから普段の他のイベント司会の時には全く考えなくてもいい部分、どんな日本語を使うか、そしてそれでも相手が理解出来ない場合すぐに言い換えられる他の日本語もちょっと考えておく、という作業が必要になるのです。
ね、日本語教師の経験が役に立っているでしょ!
今日はそんなあれこれを準備していたのでインタビューはいたって順調でした。
でもね・・
その代わりにやっぱり思わぬ、予想もしていなかったハプニングはたくさん。
実は心の中で一番焦り、あらら、どう対処しようと心臓バクバク状態になっていたのは多分司会の私だったと思います。
どうにかなったので結果オーライですけれど。
ただイベントはこれだから面白いのです。
思ってもいなかったハプニングが起こり、台本通りには進まずに脱線して、結果それが面白くいい状態ならばそれで良し。
スムーズに全部を進めるばかりがいい司会者という訳でもなく、「楽しいイベントだった」「なんかハプニングがあったみたいだけど、でも面白かったよねぇ」と言っていただける心に残るイベントを作るように。
何が起こるかわからないイベントをがっちり支える司会という仕事、私は大好きです。
さ、明日はがらっと変わって。
西宮阪急で朗読とピアノ アサクルとしてひなまつりパーティーイベントです。
お話あり、歌あり、工作もあり、お茶タイムもあって・・・の一時間を二回。
(事前申し込みのみでしたので、明日飛び入りは不可です。スミマセン!)
赤ちゃん、お母さん達と楽しい時間を。
楽しみです!