最近、夫が子どもたちに厳しいんです。
『出したものを元に戻せ。』
『食事した後はすぐにきちんと片づけろ。』
『夜はちゃんと寝ろ。』
『迷惑をかけないように考えろ。』
叱っている内容は大抵こんな感じ。

この態度は子どもが小さい頃からあまり変わらなくて、子どもが小さいときには
(もうちょっと言い方を考えればいいのに…)
(子どもの様子を見て言うタイミングに気を付けてほしい…)
なんて私は思っていました。

でも、この頃分かってきたんです。
夫は社会で働いている人間。
最低限のマナーやルールを知らないまま会社に就職してきて迷惑な若者をたくさん見ているんですよね。

社会に出たら、誰も言葉を選んで叱ってなんかくれない。
今言っても大丈夫か?なんて顔色を見て注意してくれる人なんていない。
何より、わざわざ注意をして導いてくれる人なんてめったにいない。

数週間一緒に仕事をして、当たり前のことができていないなら
『あいつは使えない奴だ。』
と烙印を押されておしまい。
派遣社員だったりしたら、更新は無し。それでおしまい。

前々回のブログに『子どもは社会からの預かりもの』と書きましたが、時々、
『社会に出れば鍛えられるよ!』
と夫に言うと、
『そんなことを社会に求めるな。そんな甘えた態度で入社されたら迷惑だ!』
と私が叱られてしまいます。


私は母親だから家は子どもにとっての安全基地でありたい。
子どもが困った態度をとるのなら、どうしてそんな態度をとるのか慮ってやりたい。
間違ったことをするなら、注意を受け入れられる雰囲気の中で間違いを指摘してやりたい。
と思ってしまうけれど、夫は違う立場なんだな、と思います。

巣立ちの時期はもうすぐ。
夫と力を合わせて親としてできることは何か精いっぱい考えながら、子育て仕上げ期を頑張りたいと思います。