友人の喜多流能楽師、塩津圭介さんがシテをつとめる「道成寺」を観に、塩津能の會にお着物でお邪魔してきました。 初めてお能の舞台を観て泣きました。 圭介さんから「能は観る人の心を映す」というお話を聞いていたのですが、 同じお能を観ても、観る人のその時の気持ちや心によって、とても楽しいように見えたり、悲しげに見えたりするそうです。 私はお能を語れるほど詳しくないのですが、同じ面なのに、悲しんでるように見えたり、無表情に見えたり、まるで話しているかのように見えたり...初めての体験でした。 私自身は昔から、悲しい時や辛い時ほど、平然を装ってしまうので、時々自分自身でさえ、自分が悲しいのか辛いのか気づいていないことがあるのですが、 お能を見ていると、 まるで自分の心を鏡で映したように、自分の中にある悲しみや不安や切なさみたいなものが溢れ出てきて、 「あぁ、自分の中にそういう気持ちがあったのか」と、気づいていなかったものに気づかされた不思議な感覚でした。 心で見るときに、「観る」という漢字を使うのだと聞いたことがあります。 本当の意味でお能を観ることができたら、すっかりはまって抜け出せなくなりそうと思いつつ、同世代や若い世代の方々ともこの体験を共有したいなと改めて思いました。 素晴らしい舞台と感動をありがとうございました^ ^ #能 #喜多流 #noh #kimono #kimonoph #趣着物 #着物 #着物女子 #お能 #japan #japanese #tokyo #能楽堂 #伝統文化 #yorozu #着付け

Mariko Inokumaさん(@mariko_1218)が投稿した写真 -