阿智神社にある「阿智の藤」が今年こそは素晴らしき藤の花がつかないかと今か今かと待ち構えています＠岡山県倉敷市
当ブログでだいぶん前に記事で少し触れさせていただいただけにも関わらず、未だに結構な頻度で検索をして訪問をいただいているキーワードの一つに「平背」というのがあります。
今回は平背についての記事を書かせていただきたいと思っております。
以前書かせていただいた記事を参考にしていただいて…
「猫背と、ちょっと平背のお話」
http://ameblo.jp/kobayashi-chiryouin/entry-11329184398.html
概要としては
平背はフラットバックともいいます。
どんな状態になる事かと言うと、身体には基本的に標準的（ノーマル）といわれる骨格を持つ人で首・胸・腰・仙骨，腸骨を含む骨盤といわれる部分で4つのカーブがあり、この4つのカーブでバランスを取り合って生理湾曲というものを作ります。
これが平背です。
右の物が猫背でカーブが強すぎる感じになっております。
下手な絵で分かりずらいとは思いますが、それぞれカーブが弱い物が緩いカーブをし、カーブが強いものが強いカーブをしているのが分かるかと思います。
これがバランスの取り合い、「カンパテーション（代償性の歪み）」という事になります。
では猫背・平背だったら何が悪いの？
と言うと、それぞれその人によって、仕事・生活での使い勝手のよい形がその姿勢に現れている事が多く、人によっては「その姿勢の方がいい！」と言われる方も多かったりします。
一概にこの平背の人はこう！猫背の人はこう！という事を言えるわけではないのですが、平背の方は上から圧力がかかった時に圧が真っ直ぐ下りて逃げ場がないため椎間板がつぶれて、先日記事にさせていただいた「椎間板ヘルニア」に。
猫背の方は同じように圧が上からかかった時にカーブしすぎているため椎骨がずれて、すべり症・分離すべり症になりやすいかなと思います。
最近では携帯，スマートフォン，PC作業をされる人が多いせいか、首を前に歪ませた姿勢を多くされたりで本来後ろにそっている首が真っ直ぐになっていたりする「ストレートネック」や、さらに首が反り返るなどという症状の人も多くおられます。
身体のカーブの少ない平背の方が比較的なりやすい歪みかと思います。
さて、当ブログの検索で「平背」のキーワードが多いと文頭で書かせていただきました、そして「平背 改善」「平背 治療」という組み合わせでのキーワード検索から当ブログにお越しいただいている方も多く見受けられ、「平背」を治されたい方が多いのを感じます。
当「こばやし治療院」では、どのように平背の施術を行なうかというと…、
身体は自分でよい所によいようにバランスを取る機能があります、これが上記のカンパテーションであります。
「平背」を理想の生理湾曲へ。
まずは脊柱の一つ一つの椎骨の動きを確認し、矯正によって固着している椎骨を動きやすくする状態を作ります。
そして、腰の椎骨を入り込むように調整し。
胸の椎骨を出てくるように調整いたします。
次に「平背」の方の多くは腸骨という骨が後方に回転しそれによって腰のカーブが少なくなり、カンパテーションによって胸椎のカーブも減り、その上も…ということがおこります。
したがって、腸骨に対して前方回転をさせて腰のカーブを作るということも必要になってまいります。
上記が「こばやし治療院」で行なう大雑把な平背に対しての施術なのですが、筋肉にも主動筋・協力筋・拮抗筋という一つの動きをする時に働く筋肉があり、姿勢にも大きく関係するため、患者様の筋肉のバランスの調整も必要となることがあります。
そして肋骨の動きに問題があったり、内臓になにかあるためその姿勢になったりと様々ま要因もあります。
なにより一番重要なのは…
生まれついての骨格や筋肉の先天性の仕様以外での、後天的な今の姿勢を作っているのは、今までの患者さま自身の生活であり、長年培ってきたその姿勢が、施術での矯正のみでは改善されないということであります。
施術を受けた後、患者さまご自身でその姿勢にならないよう心がけ、ストレッチや筋トレを苦ではない程度に楽にしていただき、それを一日でも長く長続きさせていただく事こそが、最も大切なことです。
と、今日も長文になってしまいましたが＾＾；
今日も一日皆様にとって良き日になられますようお祈りしております。
おわり
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