仏暦2557年 サワッディーピーマイクラップ | ユウイチ 半農半療法士のブログ

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2012年から2014年まで青年海外協力隊 理学療法士隊員としてタイへ。現在は訪問看護ステーションに理学療法士として勤務。

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新年のあいさつがかなり遅くなってしまいましたが、明けましておめでとうございます。


今年もよろしくお願いします。


今年の6月24日に日本へ帰国予定です。任期も半年を切ってしまいましたが、タイでの活動を


試行錯誤の毎日ですが、楽しんでそして安全と健康には気をつけていきたいと思います。


新年早々昨年から継続している反政府デモが行われており、明日13日はバンコクの主要箇所に


て大規模なデモが行われる予定とのことです。交通渋滞やデモ隊や警官隊との衝突も予想され


大きな混乱が生じそうな気配であります。混乱が大きくならないように祈るばかりです。


私の任地(パトゥムターニー県)は今のところ大きな混乱は生じておりませんので、明日も通常


通り活動へ行きたいと思います。


年末年始はタイ北部ドーイメサロンという場所へ行き、アカ族の村のお家へホームステイさせても


らいました。朝、晩はとても寒くてたき火をしながら暖を取り、タイにいることを忘れるくらいでした。


また夜にはそのたき火を囲い村の焼酎?みたいなお酒を飲みながら色々と語りあいました。


また、星空がとてもきれいでプラネタリウム並みの星が肉眼で見ることができました。任地では


絶対に見れないですね。




ドーイメサロンの街並み(お茶の産地で有名 中国、台湾などに輸出しているとのこと)




街へ出るための1本道(村は10世帯ほどであり電気、水道は繋がっている。ガスはなく囲炉裏、かまどで調理を行っていました。)





夕飯(お正月仕様の豪華な食事 普段は食べる機会がない漬物がおいしかったです)




分村へも行かせてもらいました。こちらの村は昨年まで3~4世帯が住んでいたそうですが、今は廃村になってしまったとのことです。川を渡った家があった場所には何も無くなっていました。橋も無くなっていました。日本でもそうですが、タイでも村の衰退が進んでいます。


ホームステイはとても素晴らしい体験となりました。


村の衰退は日本でも少子高齢化で集落の機能を維持することができない限界集落などの問題が


あると思います。タイも同じで若い人がバンコクや近郊の大きな町へ出稼ぎに行ってしまい、子


供と高齢者しか住んでいないという状況がみられているようであります。


私は都会に住んでいるのでなかなか村の状況を普段感じる場面は少ないのですが、実体験とし


て廃村になった村を見ると複雑な気持ちになります。


村の暮らしはとても大変だと思います。


けど人が暮らさないと畑は荒れ果て、田んぼも休耕田になり、家畜も野生化し、木の手入れもで


きなくなると林が荒れ果ててしまいます。


太古の昔から自然とともに生きてきた村の方たち。


便利な世の中。村で暮らすことが大変で外へ出てしまう若者たち。


色々な考えがあると思いますが、私個人の意見としては自然とともに暮らしたいということです。


普段の生活では自然とは切り離されて暮らしている錯覚に陥りますが、そうではなく、今も昔も自


然とともに人間は生きているのだということを。


私はタイに来てはじめてタイの原風景を見た気がします。


この廃村を歩いている間は自然から不思議なパワーをもらっているような感覚でした。


長文になってしまいました。すみません。読んでいただきありがとうございます。


改めて今年もよろしくお願い致します。