2013年になりました。
1週間ほど前の話ですが。
今年は、年女。
こどもが外で「おかあさん、へびどしなんだよね!」って
大きな声で言う。
だいたい年より2,3歳上に見られるため、
周りは「あら、意外と若いのね」と思っているに違いない。
えぇ、構いませんとも。
アンチアンチエイジング!
あと10日ちょっとで誕生日ですけど、
そのさらに10日後には長女、その4日後に次男の誕生日があるため、
いつも私の誕生日はスルーです。
それはさておき、
年末年始、本当にゆっくりのんびりしました。
こどもを授かってからここまでゆっくりしたのは、
はじめてかもしれない。
その間、とてもとても色々な事を考えた。
普段から考えてばかりいるけど、
さらに考えた。
色々と整理して、いくつか目標というものもたてた。
方向性というのかな、そういうものも。
ほぼ日手帳にも書き込んだ。
でも、できなかったら恥ずかしいので、もちろんここには書きこまない。
ここに記すことがひとつだけある。
それは、「こばてぃのブログ」をやめること。
年女だし。
いや、うそです。
震災直後、情報が欲しくてネットにつなぎっぱなしで、
とりあえず、その傍ら書きはじめた記録としてのブログ。
それが途中から、生地を寄付してくれた友人への報告の場となり、
現地の事を伝える場となり、
応援したい人達の宣伝の場となり、
自分の考えや想いを吐き出す場となった。
気がつけば読んでくれている人が100人を超えるときもあり、
ありがたいとは思う。
同時に、
私の書いたことで誰かが不快に感じてないか、
意図とは違ったふうにとらえて、曲がって解釈されていないか、
そういうことが気になるようになってきた。
そして、ネットの世界ではそれを確かめるすべはない。
そんなの、あたりまえ体操。
私は、何事も気楽に考える事が出来ない性質で、
やらたと生真面目なんで、気にするなと言われても気にしてしまう。
「私・・・・向かないな」
ということを、2年かけてやっとわかりました(笑)
でも、1年じゃやめられなかった。
去年の3月は、まだ孤独感を抱えていて、
何も終わってないと感じていた。
スコップ団が休止することになって、勝手に喪失感を感じていた。
誰かに頼って寄りかかってじゃないといられなくて、
そういう自分はよくないと頭でわかっていたけど、
スコップ団に変わる誰かを探し求めたりする自分がいた。
羽村に漂う「無関心」で「平和っぽい」空気に、
危機感のようなものを感じていて、
「この辺で何かあったらヤバい!」と思い込んでいた。
だから、なんとかしなくちゃ。
なんとか、みんなに伝えなくちゃ。
正義感だか責任感だか知らないが、
自己陶酔気味に2年目をスタートさせた。
もともと誰にも求められていない部分で、
無駄に責任感を感じる事が多い私。
自分ではその時はそうは思ってないが、
周りによく言われる。
言われてもやっぱり自分で納得しなければ目が覚めない。
でも、言い続けてくれる人がいて、
気にかけてくれる人がいて、
やっと納得できた。
2012年は、地域に少しずつ受け入れられた年だった。
もともと、地域でつながっている人はたくさんいて、
でも、パソコンばかりに向かっていた私はなかなかそちらに目がいかず、
2011年は、独りよがりに怒ったり泣いたり心を痛めたりしていたわけだ。
それでもなんとかもがいて、小さなコミュニティにたどり着けた。
何かを大きく変える事をするわけではなく、
やんなくたって復興の速度には微塵も影響しないような活動だけど、
ゴシック文字の何度も修正して計算しつくした正しい言葉ではなく、
その時の感情やバックボーンなどがつまった発したら取り返しのつかない生の言葉を交わし合う場に出会い、
私は、ブログをやめるという結論に達した。(ちと大げさか)
顔の見えない吐く息の白さが見えない世界は、私には向かない。
「最近の人」は、リアルとネットをうまく共存できるのかもしれないが、
それができない。
不器用な女じゃけん。
こどもの頃は、「早く老人になりたい」とか「縄文時代に生まれたかった」とか
そういうことを考えていた。
ネットをするという点においては、致命的な短所だよね。
しかも、そう決めたら、
ツイッターもフェイスブックもやめたくなってきたほど(笑)
ツイッターもフェイスブックも、時代の流れに乗れる、
とても便利で自分の生活を豊かにしてくれるツール、という位置づけだろう。
でも、使いこなせない私は、どんどん貧しくなっている気がする。
いつか、とても気楽にそれらのツールを使えるようになるまでは、
使っちゃいけない人間なんでしょうね。
スマホも同じで、これはすぐにやめられた。
全力で、時代に乗り遅れてやる。
力の使い方違うけど(笑)
大きな世界なんて知らなくて良い。
は、極端すぎるか。
井の中の蛙は悪くないと思う。
もちょっと違うなぁ。
大きな世界を知ったからこそ、
小さな世界の大切さに気がつくわけだしね。
でも、大きな世界と比べないと、
小さな世界の大切さに気付かねーのかよ!とも思う。
あぁ、まとまらない。
年末にパソコンを買った。
正確には買わされた。
あ、いや、夫が自分で働いたお金なんだから、
「夫が買った」でいいのか。
その時に、まぁ様々なオプションをつけてくるのだが、
「スマートメーターをつけたら、さらに3万円引き」と言われ、
私は、「要りません」と。
「タブレットも・・・」
「要りません」
「お子さんでも操作できる・・」
「要りません」
定員二人、不思議な妖怪でも見るような目で、
私を見ていたなぁ。
だって、去年東電と話した時、
「スマートメーター要らね」って思ったんだもん。
その3万円と引き換えに何かを失ってしまう気がするし、
その何かに数年後に気がついても取り返しがつかないとも思う。
お金は目に見えるけど、その何かはきっと目に見えない。
だれの得にもなりませんが、
いけるところまで、「便利さ」に抗っていこうかな、と。
勝手にしろい!
すんません。
このブログを応援してくれた稀有な方々や、
このブログを通じて出逢った人、
最近読み始めてくれた人へは、
謹んで感謝の意を表します。
本当にありがとうございました。
たいして読んでくれている人もいないのに、
辞める時にも律儀になにかしらの格好をつけるあたり、
堅いぞ、こばてぃ!