お江戸は新橋。駅前のビルにパチンコ屋が入っており、なんとなく東京というよりは関西、アジアを彷彿させる雑居の街。

店も居酒屋、寿司屋、定食屋、ラーメン屋時々風俗と秩序がない。この辺も大阪に似ている。


途中しゃきしゃきタンメンなるタンメンの専門店。500円ステーキの店があったり。

うーん、そそれるなあ。

襲いかかる誘惑を振り切り振り切りつつ……。

今日ははっきりした目標があったのだ。

この雑居のアジアの奥地にひっそりとまた偉大なアジア、南アジアが広がっていようとは誰が思うことだろう。


新橋はタージマハール。

チキンハッサン1000円/今月のカレー。

カレーというよりはチキンの香辛料煮込み。アレッ? 

カレーってもともとそうか?

とにかくカレーというより煮込みチキンという感じ。これが絶妙ォー♪

クミンとレッドペッパー? ほか、何種類ものスパイスが色香。

で、「これでもか」と言わんばかりの肉のヴォリューム。

左はカレー、中辛。ジャガイモが入っているだけ。これにご飯を付けたり、チキンを付けたり。

これは異次元のインド空間。フツーのカレー屋とは一味ちがう。

サラダにはオリジナルのドレッシング。これがまた普通と違いこれらの料理によく合う。

メシもさすがオッサンの街新橋。量は多い。


南アジア人の経営ではなく日本人らしい。

インドなのか、パキスタンなのかよくわかんないような表示もあったりして。

それはまあ、ご愛嬌。


これが今月のポスター。


メニューはこんなの。

暗くて読みにくくてスマヌ


常連のお客さんは「バラカリの辛口になす」とか、手慣れた注文。

「バラカリ、なす、辛ぁー」とウェイターのおっちゃん厨房へ連呼。


行列もなく余裕があるのがいい。

売らんかな主義の看板もなし。

だから私はスルーしてこの地区を一周してしまった。

実はfacebookのカレー部で「タージマハール中毒通信」なるものを毎度投稿している人からいただいた情報。中毒になるのがわかるような気がする。

考えてみると幼少のころの母の家カレーに始まり、給食のカレー、大学の寮のカレー、だんだん大人になるにつれ欧風の辛口カレーの味を知る。

ここ十年では大阪の甘辛カレー、ヴォリィーミーな体育会男の定番カツカレー、インドカレー、タイカレー、和風のカレーうどん……。

本場インドを中心にヨーロッパから日本の家庭のカレーまで。地球の西半球、いやいや2/3のエリアをカバーしているカレーって偉大だなあ、とふと思ったりした。


タージマハール。

いやいや恐れ入りやした。

新橋はめったに来ないので全メニュー制覇は無理だろうが挑戦してみたいなあ、とその気を起こさせる店。

皆様オススメですぞ!!