私には三つのメーヤウの顔がある。

まるで阿修羅の三面鏡?

そしてそれが今日四面鏡になった????


メーヤウ。それはタイのとある村の名前。

タイカレーの虜にした名前。

今をさかのぼること十数年前、東京は信濃町が始まりだったような頼りない記憶がある。

その後神田猿楽町にもあることを。密かに「カレーロード」と呼んでいる神田神保町から水道橋に抜ける裏通り、ショートカットに。その後その店はバンビと改名。今も通い続けている。

さらに。その後早稲田にもメーヤウがあることを知る。


つまり、私にとってメーヤウというのは信濃町、神田猿楽町、早稲田と三つあることになる。


タイカレーしかなかったり。牛筋煮込み麺やガッパオがあったりなかったり。インドカレー系があったりなかったり。角煮カレーがあったりなかったり。イエローカレー、マッサンマンカレーがあったりなかったり。ごはんお替りし放題だったり、大盛り無料だけ、だったり。

味は似ていてどこの店もうまいのだが、それぞれが少しずつメニューが違う。それがまた面白い。味わい深い。


そして……。


ここは駒澤大学前。


四つ目。


ピキヌー。

メニューは早稲田、神田猿楽町と似ているかも。


レッドカレー800円。

神田猿楽町はおでんのよう多き大根が売りだった。ここは揚げなす。

そっかぁー、こんな食い方もあるんだ、と。

ご飯にナンプラーをかけるのがたまらんとです。

この生臭さ、病みつき。

くさやというか、納豆というか? ともかくアジアンの発酵系の味。

くさいんだけどうまみの素たっぷり。

タイカレー。実は勝手に日本人がカレーと便宜上カレーと言っているだけでタイ人はカレーとは呼んでいない。シチュー、煮込み料理。

そー言えばインドにはカレーが存在せず、各個ばらばらのスパイス料理。それを勝手に外国人がカレーと名付けたと言うのと似ているかもしんないね。


煮込み、シチュー。掟はない。なにを入れてもうんまい無限の宇宙、そんなことを感じたりする。


ここにメーヤウ系の店とまた出会えた。


ピキヌーって何? ちょい調べてみたら「小さなトウガラシ」と言う意味らしい。いかにも世田谷の高級住宅街にある店みたいでかわいいね。


駒澤大学駅から多摩川の方に歩いて左の路地へ。


一歩目はここ。

ちょいと進むとここ。

さらに進むとここ。

なんだか伏魔殿に迷い込んだかのよう。

カンフー映画のブルース・リー?


そーすっと、こんなメニューに出会う。

よく見るとこの辺の有閑? マダムと文化会系と思しき学生が多い。


チキンカレーが700円。

今度はこれにすっかあ。


そうそう神保町と違いご飯の盛りが少なめ。大盛りサービスと言うから今度は大盛りにしよう。

だってごはんなくなってルーだけ残っちゃったんだもの。


とほほ、ながらうれしいメーヤウとまた違うところで出会えた。出会いの日であった。


◎追伸

ところで!!

あの藤原紀香さんがよく来るという話は本当なんだろうか?

彼女は美食家で手料理も上手。気になるところではある。


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