昼下がりの女王
おはよう
昨日はｱﾝﾈｿﾞﾌｨｰﾑﾀｰさんのｳﾞｧｲｵﾘﾝを聴いてきました
曲目はﾓｰｯｱﾙﾄのｿﾅﾀ、ｼｭｰﾍﾞﾙﾄの幻想曲、ﾙﾄｽﾜﾌｽｷのﾊﾟﾙﾃｨｰﾀ他
客電が50%に落ちて、ｽﾃｰｼﾞの中央にﾗｲﾄが集中したところで、赤系のDiorのﾄﾞﾚｽに包まれた女王様のお出まし
ｶﾞﾗｽの仮面の姫川亜弓のような
ｴｰｽをねらえ
のお蝶夫人のような同じ道を歩む後輩が、うっとりと見とれてしまう優雅な立ち振る舞いが僕は好きなのであります
一曲目は、笑っちゃうくらい堂々としたﾓｰｯｱﾙﾄ
二曲目のｼｭｰﾍﾞﾙﾄは、曲の継ぎ目を意識させない彼女らしく、目を瞑って聴いていると弓の長さが2mくらいあるように感じます
休憩後のﾊﾟﾙﾃｨｰﾀは、並みのｳﾞｧｲｵﾘﾆｽﾄなら無機質になるところを艶と多少淫靡な香りのする演奏で惹きつけ
その後に、美しきﾛｽﾏﾘﾝ、愛の悲しみ、ｳｲｰﾝ寄想曲という小品を三曲
僕が音大でｳﾞｧｲｵﾘﾝをやってる学生なら、この三曲を聴いただけで他の楽器に転向するかも
ｱﾝｺｰﾙではﾊﾝｶﾞﾘｱﾝﾀﾞﾝｽを二曲弾いたんですが、それを聴きながらﾑﾀｰさんのｺﾝﾁｪﾙﾄが無性に聴きたくなった師匠であります
彼女自身、初めてというｱﾝｺｰﾙのあとのﾄｰｸｼｮｰは、質問に難ありで残念な結果に
ｱﾁｬでもまぁ、それをのぞけば、とても贅沢な昼下がりのひと時でした
=KOASA
