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- 2014年末にセミナーに参加された小松真智子さん(仮名)から初めての彼氏ができたという報告をいただきました。
- 真智子さんは34歳。
- 「女性も一人で生きていけるように」
- と公務員をめざし必死で勉強して、学生時代は遊ばず公務員になりました。
- セミナーに参加して実際に男性に声をかけたり、
- 食事に誘ったりすることにすごく抵抗があったことに気が付きます。
- 誘う方が下で、誘われる方が上の関係にあると思っていたのでした。
- 上司に相談すると「どんな人が好きなの?」ときかれました。
- 紹介された白山はLineでは受け身で質問にしか答えないリアクションが薄い男。
- 実際にあうとニコニコしている男だったのだがかなりのAKBオタク。
次に同僚で会計課の金沢(40歳)とのお見合いをセッティングしてもらった。
とても楽しかったのだが、金沢が実家暮らしということが分かる。
昨日のお話しはこちら
「私結婚できないんじゃなくてしないんです」同様に
今回は最終話
↓↓↓ - 「そっか、金沢さんは亀戸だもんね」
- 「へ~、遠いですね」
- 「実家なんで」
- (え!40歳で実家!)
- 真智子はできるだけ平静をよそおった。
自分だって情報システム部に行かなかったら今も実家だったと思う。
美幸もめぐみも実家から通っている。でも、男なのに…。 - 正月休みにはいり、金沢から「飲みに行きませんか?」というメールが届く。
真智子は「ぜひ!」と返信した。 - 2016年1月10日。
- 金沢が予約してくれた小料理屋にいった。
体が大きくてたくさん食べる金沢と一緒だと食事が楽しい。 - 「おいしそうに食べますね」
- 「太っているから、そう見えるんですよ」
- と体型もネタにするところが楽だった。
29歳で痩せたとはいえ、真智子は自分のことをずっと太りやすい体型だと思っていた。飲みすぎも気にせずお酒もジャンジャン頼める。 - 「もう一軒いきませんか?」
- 「じゃ、カラオケがいいな」
- この前、部長たちと騒いで楽しかったのでまたカラオケをリクエストしたのだ。
- カラオケの部屋に入り、真智子は曲を選ぼうとしたが、金沢はもじもじしていた。
- 「あの、小松さんは僕のことどう思ってますか?」
- 「え?」
- 「好きなんです。この前楽しくて。僕と付き合ってくれませんか」
- 「ええ!ちょっと待ってください!
私も嫌いじゃないんですけど、考えさせてほしいです」
「分かりました」- 気まずい空気はあったけれど盛り上がる曲を選んで歌って、
30分で部屋を出たのだった。
どうしよう。
どうしよう。
どうしよう。
そして、私はどうしたいのだろう。
真智子は悩んだ。
今まで「失敗しない方法」を探してきた。
安全な方、確実な方、間違いのない方を選んできた。
中高一貫の女子高に進学。
就職に有利な青山学院大学に進学。
女性でも安定して働ける公務員になった。
そして今年は34歳になる。
もし、金沢と付き合ったら幸せなのだろうか?- 実家暮らしの彼の親とはうまくやれるのだろうか?
- めぐみと美幸はなんて思うのだろう?
- そして母はなんていうだろうか?
- 今まで真智子はこういう周りの評価を気にしてばかりいて自分で決めたことがなかった。
セミナーで「どういう男性が理想なのか」を探るワークで真智子は楽しく食事ができる人と書いていた。
あのときは、自分と付き合ってくれる男性がいるなら誰でもいいくらいに思っていたはずなのに、いざ楽しく食事ができる男性から告白されるとマイナス面ばかり見てしまう。 - 「失敗したらどうしよう」
「うまくいかなかったらどうしよう」 - モヤモヤとしながら布団に入った。
月曜日に出勤した。
金沢も加賀部長も同じフロアだ。 - 「恋ってこんなに近くで生まれるんだ」
- と少し気楽になった。
- 真智子は金沢と日曜日に会う約束をした。
- 「この前の返事だけど、よろしくお願いします」
- 「本当!嬉しいなぁ~」
- 真智子は生まれて初めて彼氏ができた。
そして、自分で決断して決めた。 - 次の週に付き合い始めて初めて金沢が部屋に来た。
手土産はビールとから揚げだった。 - 「キレイな部屋だね」
- と気にいってくれた。
二人で鍋を食べながら家でビールを飲んでとっても楽しかった。 - 彼氏が実家暮らしというのを聞いて、実は私も驚いた。
- 「どうなるかわかりませんけれど、やってみます」
- と失敗しない人生を選んできた真智子さんは力強く私にいってくれた。
私は真智子さんがご自分で決めた決断を応援する。
実は迷ったりもしました。
このエピソードで金沢さんの設定は読者が夢を持つように脚色してもいいんじゃないかとも考えましたが、ここはありのままにお伝えします。
そうだよね。
だって、未来って誰にも分らないじゃない。
一つ決めて、先に進まないと分からない。
1年後、真智子さんも金沢さんもきっと大きく変わっているでしょう。
私もそう。
あなたもそう。
少なくとも、失敗を避け続けて、確実な方法を探して周りからどう思われるかを気にしながら動かなかったら先に「幸せ」はないでしょう。
あなたも自分で未来を切り開く力がきっとある。
あなたを幸せにするのはあなたしかいないのだから。 セミナー・イベント情報
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6月26日(日)自分に合うモテ服を探しに行くファッションセミナー7月3日(日)出逢いを作る 心もメイクする メイクセミナー
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(完)