山はいい~。
空気がきれいで、しっとりとした緑。
土の香り、
鳥の声。
空気は涼しい。
都会と違って、
文字情報も少なく、
文明から離れたところは心が消耗しない。
しかし、ここ数年で山の景色が変わってきた。
生態系が変化し、いままで見たことがない生き物が闊歩するようになる。
表参道に行くような気分で登山道に入ってくる・・・・山ガールだ。
女たちは驚くことにスカートで山に登る。
青山や代官山と勘違いしているんじゃないだろうか?
おそらくここ1~2年のうちで買いそろえたであろうポップなカラーで
シルエットが細身の登山アイテムを身に着けた彼女たちとすれ違うたびに、
「ゲっ(焦)」とか「ケッ(怒)
」と思う。
平成26年スタイルの山ガールと比較して、
私は山歴30年のオジサンたちとスタイルが大差ない。
平成スタイルのキラキラ山ガール:
タイツ+ショートパンツまたは山スカート。
昭和スタイルのダサい山女:
ゆったりめのカーキかベージュの長ズボン。
山ガールのルール
・山でもスカート
言い訳させてもらえば、
その前はアイテムを選ぶ基準が、
丈夫さ、重さ、サイズ、通気性、防水性、
遠くからわかる色、値段等、
こんなスペックだけだったのです。
かわいく見えるか、
スタイルよく見えるか、
おしゃれかどうか、
こういう視点を重視したモノはあまりなかった。
そりゃそうです。
山にはまる人の多くが、
そういう事を気にしない人だから。
サッカー、テニス、バスケ、野球などのチームプレイができない、
周りの目を意識しない人が圧倒的に多いジャンルだったのです。
ここからはキラキラ山ガールになりそこなった私のくすぶってる旅日記です。
8月初旬に八ヶ岳に行ってきた。
山ガールがこんなに多い山を見たことがないというくらいいた。
というか一緒に行ったメンバーの中に山ガールが2名おりました。
山友達から誘われて、半年くらい前から八ヶ岳登山は企画されていたのです。
学生時代から山に登っているような男女4人で行く予定でしたが、
体調不良等で直前で2名がキャンセル。
そこで新たに誘った方が昨年から山のぼり始めた女性と、
今回が初登山のカップル1組でした。
合計5名うち3名がビギナーという組み合わせでした。
●メンバー
・カリマー君
(隊長。ザックはカリマー。山歴30年のアラフィフ。モンベルゴールドカード保持者。名言『山で一番必要なのは銭』)
・モンベル君
(京都出身。数日前に山ブランドモンベルで5万円で道具を揃えた。口癖『マジ、リスペクトっすよ』)
・コマチちゃん
(秋田出身のキラキラ山ガール。四角友里さんの本を見て聴診器を持って参加。木の音が聞こえるらしい)
・どさん子ちゃん(北海道出身のキラキラ山ガール。山にはまり始め、テント、バーナーと山に貢ぐ2児の母)
(明日に続く)