私はとてもいい上司に恵まれてました。
入社して上司Ａさんから
「お客様のことを、影でも絶対に『あの客』とか言っちゃダメだ」
と真っ先に教えられました。
ガンガン酒を飲み、
人望も厚くガンガン出世していきました。
元気かなぁ？
別の上司Ｂさんから、
「自分が通勤で使う路線で、お客様が見ているかもしれないから車内で携帯で話したり、
優先席に座ったり、高齢者がいるのに席を譲らないとか絶対にしちゃダメだぞ。
店の中だけで店長でいればいいわけじゃないんだ」
とあるとき私と二人の時に言われました。
チェーン店で会社の看板にも守ってもらえるし、
転勤もあると、きっと自営でやっているお店の店主であれば当たり前のように気を付けることにも
気が付かなくなりがち。
通常だったら、ここまでやれって言うのは労基法違反なんですけれどね。
期待されているようで嬉しかった。
Ｂさんは鬼軍曹みたいな人で、社内では怖がられる存在でした。
ようするに365日24時間、会社の看板を背負っていることを忘れるなってことです。
理不尽なお客様、返品詐欺、たくさんおりましたよ。
そういう方への対応マニュアルも
理不尽な要求をされるお客様への対応一覧
って「お客様」となっておりました
心の中で「あの客、あり得ない！絶対友達いないぞ」
って思ったことが無いわけでもないのです。
他にお客様の愚痴を言う人もいましたが、極力混ざらないようにしてました。
上司からは、そういう人と混ざらなくていいと言われてました。
やっぱりその教えは正しいの。
売り上げがいい人、仕事を楽しむ人、
そういう人はほとんどお客様の愚痴を言わないのです。
愚痴を言う人ほど、
「そんなの気にするかぁ？」
ってレベルの事をイライラするようになってました。
例えば、
ポイントカードを勧めて断られたとか。
（タダなんだから入ればいいじゃないか！
）
商品を運んでいる最中に声をかけられたとか。
（見れば忙しいの分かるじゃないか！）
「急いでいるから早くしてください」ってお客様がその後も店内にいたとか。
（急いでいないんだったらあんなこと言うなよ！）
そのくらい、笑顔で対応したらいいのに・・・と思うんだけれども、
普通はこうでしょと正論を振りかざす体質になると、分かっていても切り替えられなくなるんだね。
これらのイライラって、普段愚痴ばっかり言ってて、
人の嫌なところばかりを見るようにしてしまった自分が引き寄せた災難なんです。
楽しく仕事をする為にも、
全ての方をお客様と扱い、
365日24時間会社の看板を背負っているという事を自覚すると腹をくくるのです。
期待に応えるように、働いておりましたが、女性であることを忘れてました・・・・
モテる女性も、振り返れば同じ。
全ての男性を男性として扱い、
365日24時間女性であることを自覚すると腹をくくるの。
「男として見れないんだよね～」
「好きでもない男から言い寄られても困る」
「いい男いないよね」
これは絶対に言っちゃいけない言葉なのだ。
使えば人の嫌なところばかり見るようになる癖がつき、
嫌な人がどんどん周りに増える悪循環になる。
思うこと自体、恥ずかしいブス思考。
コンなブス用語をバンバン使う女性がいたら、そっと距離を置いてください。
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