高望みをする女性というのは多い。
高望みは非常に醜いのですよ。
寄ってくる男性が自分と同レベルで、
自分の市場価値を受け入れろとこの本に書いたのですが。
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自分の市場価値を受け入れる事を『妥協』と勘違いする方がおります。
「なんかいまいちだけど、誘われたしデートしてやるか」
「え~、高卒なんだ。でも、コレが私と同レベルだから一度飲みに行くか…」
「男として見れないけど…一回くらい会ってやるか」
等と思いながら、
この私が譲ってやったのよ。
この私が目線を下げてやったのよ。
この私があなたに合わせてやったのよ。
これは上から目線で自分を省みない高飛車ブスだ。
私が大学時代に、
「●●大学を受験したけれど落ちたから静岡大学に来た」
と言っている学生がいたの。
自分の方が偏差値が高いという誇示なんでしょうけれど、
「俺は目線を下げてこんな低レベルなところに来てやったんだ」
ともとれる発言をした彼は、大学内で孤立し、
何かに夢中になっている様子もなかった。
将来の目標があって●●大学を出ることが必要不可欠ならば、何度でも挑戦すればいいだけなんだけれど、彼にとって●●大学に入る事とは、認められる手段のようでした。
妥協するとはこういうことだ。
自分が正当に評価されてないと腐り、不満を沸々させていればそりゃ、嫌だろう。
東京の有名大学と比べたら有名企業に勤めるOBは少ないし、不利な点はあるんだと思う。
でも、現状を受け入れて、あの中で自分を輝かせようって思えばできるはずだ。
大学入試の時点では、彼よりも成績が悪かった人で、大学教授になった人だっている。
聴講生だったらしいが、本田宗一郎も卒業生だ。
(私も出版した時、卒業生の本として生協に平積みしてもらった。卒業生に作家がたくさんいる大学だったらこんな扱い無理でしょう~)
しかし、自分が正当に評価されていないと、不平不満を抱いている状態では、
現状のメリットを生かす方法なんて何も見えてこないのだ。
島田紳介さんは、ダウンタウンが出てきたとき「コイツにかなわない」と受け入れて漫才を辞めたそうです。
その後、自分のできることを見直し、司会の技術を磨き司会者としてトップに君臨するの
(昨年、あんな形で引退したからあまりいい話に聞こえない…かも)
芸人オードリーの春日さんのことを、売れない時代にある構成作家が「春日はポンコツで全く使いものにならないよ」と言ったそうだ。
「俺たちの事を全く分かってない」とふて腐れる人だっているだろう。
春日さんの間が悪いツッコミを受け入れて、今の芸風が確立したのだ
「受け入れる」とは、今の自分のある条件、ある環境を使って幸せになると覚悟を決めた人の心境。
「妥協する」とは、今の欠けている条件、環境を不本意に思いながら、自分の主張を取り下げること。そりゃ、心境は不満だらけだ。
べつに、妥協なんてしなくていいんだよ。
理想の相手を自分に引き寄せることは可能。
でもね、理想の相手探しを幸せの青い鳥さがしにしないでほしい。
彼氏が出来たというメールを見ていると、
「これまでの私だったら付き合わない男性でしたがステキな人です」
「前から知っていた人でしたが、再会して付き合うことになりました」
というパターンが多い。
自分の理想の相手を引き寄せる人は、
現実のとらえ方を変えた人が多い。
恋人に限らず、仕事や自分への評価も、いまあるモノ・コトを見つめる人なのだ。
現状を受け入れつつ、自分はステキだと思いましょう。
彼氏がいないっていう現状だって、これから素敵な人と付き合うための準備期間ととらえてほしい。
春の前には春休みがあるように。
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