スマホをDAPにしてみよ~第2弾です。

今回の主役はというと。。。


右の小さい方のスマホ


黒い小さなスマホ、SHARPのAQUOS SERIE miniこと、SHV31です。
auのVoLTE対応2015年モデルです。

また、AQUOS?という突っ込みは無しで~
だってAQUOS安いんだもん(笑)


前回DAPとして使ってみたAQUOS crystal305SHと比較。
305SHも5インチにしてはコンパクトなんですが、SHV31は、更に小さくて軽い!!


XPERIA X Performance SOV33との比較です。
本体はブラックで、VAIOの壁紙とデザインテイストを同じにしているので、親子みたいですね。

自己満足ですが、カッコいい~(笑)

さて、ここから本題です。
SHV31は、2015年発売のau初代VoLTE対応と、auでは数少ない軽量コンパクトモデルとして話題になったモデルですが、実は、制限つきではありますが、ハイレゾ音源再生対応モデルでもあります。
もちろん、ハイレゾが44.1KHzダウン出力再生ではなく、ハイレゾのまま出力出来ます。

ただし、前述の通り制限付きで、その制限とは、

これ、プリインストールのLISMOプレーヤーを使って再生した時のみです。
これは、SHARPの公式サイトで、明言されてます。
また、LISMOによるハイレゾ音源再生をする際は、SHV31に標準搭載のDTSサウンド設定が使えなくなります。

では、LISMO以外のGoogle Playからダウンロード出来るハイレゾ対応プレーヤーではどうなるのかと、Redsone、YAMAHAのmy sound、Neutron Neon、foobar2000を試してみました。

これらのプレーヤーは、ハイレゾ非対応のAQUOS Crystalだと、プレーヤー自身はハイレゾ音源を扱えますが、全てリサンプリングで48KHzもしくは44.1KHz16bitで出力されます。

Redsone
AQUOS Crystal同様リサンプリングにしないと再生できない。
24bitに切り替えると、ノイズの爆音もしくは、まったく再生出来ない。

my sound
AQUOS Crystalでは、再生出来ていましたが、SHV31では、まったく再生出来ませんでした。
音すら出ず、どんどん次の曲へ切り替わるだけ。
現時点でまったく使えません。

Neutron Neon
AQUOS Crystal同様リサンプリングで48KHz再生になりました。

foobar2000
AQUOS Crystal同様リサンプリングで48KHzか44.1KHzどちらかで再生出来ました。

というわけで、試したプレーヤーは、my sound以外はリサンプリングでしか再生出来ないという結果に。
ひとつ疑問なのは、YAMAHAのmy soundではまったく再生出来なかった事です。

さてさて、結局このままSHARP公式サイトの通りSHV31でのハイレゾ再生は、LISMOでしか出来ないのか。。。

そこで、更なる検証として、もうひとつアプリを試してました。

これです。

SONYが最近アップデートしたアプリ、Music Centerです。

これ、元々Song Palという名称で存在していたアプリで、スマホを起点にSONY製オーディオ機器をBluetooth経由でコントロールするコントローラーアプリでした。
それを、3月15日付けのアップデートで、スマホ自身の音源を再生出来るMusic Playerを追加し、新たにMusic Centerという名称でリリースしたものになります。

このMusic Center、AQUOS Crystalにも入れて試してましたが、AQUOS Crystalではまったく再生出来ず、my sound同様音が出ないまま、どんどん曲が次に進んでしまう状態でした。

ところが、SHV31では、

なんと、何のエラーもなく再生してしまいました。
この再生画面、どことなくWALKMANやXPERIAのMusicプレーヤーに似てますね。
ハイレゾ音源であるHRマークも表示されてます。

音もLISMOよりいいかな。

実は、LISMOにはSONYも絡んでいたので、プレーヤーのエンジン回りの作りが似ていたりするのかもしれません。

更にMusic Centerには、

サウンドの設定項目があります。
この画面のダイレクトモードは、チェックする事で、スマホ内蔵のサウンド設定を利用出来るようになるのですが、SHV31でチェックすると、曲の再生が出来なくなってしまいます。
これは、LISMOでハイレゾ再生するとDTSサウンド設定が使えなくなる事と絡みがありそうですね。


さらに、Music Centerのサウンド設定を見ると、この画面になりますが、これWALKMANやXPERIAのMusicプレーヤーでお馴染みの設定画面。

更にイコライザー画面へ進むと、

CLEAR BASSの調整があったりします。
まさにWALKMAN(笑)

これらのイコライザーは問題なく利用でき、再生音も変化します。

このアプリのプレーヤー機能はまだ発展途上のようですので、今後CLEAR AOUDIO+とかWALKMANレベルのサウンド設定が出来るようになったら面白いですよね。


もちろん、BluetoothリモコンのRMT-NWS20も使えます。

LISMO以外でも、SONYのMusic Centerでハイレゾ音源を再生出力出来た事は大きな収穫だったと思います。

というわけで、SHV31もりっぱな?DAPとして使えそうですね。

おしまい