タブ機能 その2 | 3倍早くなるためのDTP講座

3倍早くなるためのDTP講座

DTPの作業を早くするためのテクニックを綴っていこうと思っています。

前回のタブのつづきです。
なるべく間が空かないようにと思ってのですが、一週間あいてしまいました。

●右インデントタブ
QuarkXPressでも有りましたが、タブ以降を右もしくは下インデントまで吹っ飛ばします。文中にパーレンがあってもフレーム外へは飛び出ません(←QuarkXPressのバグ)。

フレームの右/下まで文字を送る際に、タブの数値を入力する手間が省け、フレームの大きさが変わっても文字は追従します。
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フレームを40mmから50mmに変更してもタブ値の変更はいりません。

リーダー埋め込みもできます。


●折り返しインデント
前にも記事にしていますが、折り返しのインデントが指定されている時にタブを挿入すると自動的にそこまで送られます。タブ以降を折り返しで揃える場合にタブを設定する手間が省け、修正時もインデント値を変更するだけで済みます。
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逆に折り返しインデントが指定されていると、指定値以降の一つめのタブは無視されることになります。

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2個目のタブが指定値に揃います(折り返しよりも前なら指定値の勝ち)。

●表への対応
表組が搭載されてからはタブの出番が極端に減っていることと思われますが、実はタブは表作成のサポートをしてくれます。

テキストを表にする際、セルの幅はフレーム幅をタブの数で均等に割った数値になります。
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タブが3つなので4つのセルに分かれます。

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タブが指定されていないとフレーム幅を均等に。

しかし、タブの数値を入れておくと、タブの数値がセルの幅になります。
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ほらね。

セルスタイルや表スタイルではセルの幅を指定できませんので作成後手作業になってしまいます。

段落スタイルなどを使って最初にタブを指定してから変換することで、体裁の決まっている表が複数ある場合など、整形が素早くできるようになります。

また、これも(かなり)以前の項で書きましたが、表の中にもタブが使えます。表中でタブを使う場合は左・上揃えにしないとタブは無視されます。

小数点(指定文字)揃えは特例(?)で、タブの挿入がなくても揃います。