線画のゴミ取りのアクション化 | 3倍早くなるためのDTP講座

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DTPの作業を早くするためのテクニックを綴っていこうと思っています。

今日は手抜…、昨日の作業の効率化を。

線画のゴミ取りなんてやらないところはやらないかもしれませんが、これを題材にして作業効率UPの考え方を。

一つの作業で作業時間を10%減らせれば、点数が多いほど差が出ます。
また繁雑な作業を複数回繰り返すときに一度もミスなく作業するのは至難の業です。

ちなみに昨日の作業内容。

●モノクロ画像をグレーにする

●アンチエイリアス無しで白い部分を自動選択

●選択範囲を反転

●選択範囲を拡大(16pixel)×2

●新規レイヤーを作成

●範囲を反転

●スミアミ(20%)で塗りつぶす

●背景レイヤを選ぶ

●選択範囲を解除

この工程を手動で100点(ゴミ取りは同じなので省く)やった場合、人間は、飽きたり、眠くなったり、疲れたり、ミスをしたり、また馴れたりするので作業にムラがでます。

作業自体は完全に決まっているので、アクション化してしまえば効率良くなります。

※アクション化するうえでの注意。
自動選択ツールで選択する場合、クリックする座標位置も記録します。このとき一番左上の座標をクリックしましょう(画像を開いたということは必ずここにピクセルがあるから)。しかし、そこが黒の場合もあり得るので、もう1つ、選択の反転を抜いたアクションを作っておくとどちらでも対応できます。

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アクションの内容
ブラシに持ち替えて描画色を白にするまでアクション化しています。すぐにゴミ取り作業に入れます。

アクションはツールの持ち替えなども記録できるので、開いた状態から塗りが白のブラシを持つまでを1アクション、ゴミを取った後、モノクロに戻してレイヤーを削除、形式も含めて別名保存して閉じるまでを1アクションにすれば、ゴミ取りを抜かせば2工程で作業を終了できます。

点数が多く、まとめて作業する場合は、開くまでをバッチ処理することも可能。

開くまでトイレに行ってくれば、待っている時間も短縮(ムリして行く必要はないけど)。

画像を大量に扱うような作業では、少しずつ削った時間が塵も積もって大幅削減できてしまうこともあります。

保存するたびに、ファイル形式、エンコード、プレビュー形式を選んでいる人、そこはアーックションッ!にひとまとめすれば、ワンタッチで済んでしまいます。ダイアログで止めることもできるので、確認して保存もできますよ。