6年前の7月、「七日千秋」という曲ができました。
一週間(七日)が千の秋のように感じる、という、
恋人への想いを曲にしたこの曲は、今となっては遠い感情なのですが、
演奏すれば当時の感覚や、それを聴いてくださる方たちが音に身を委ねてくださっているのを感じて、
こうして演奏できることが何よりうれしいです。
この曲をknitで演奏することができて、ようやくスタートラインに立てた気がします。
フィドルを弾くために始めたこの活動で、いつしかフィドルを弾く自分のイメージが薄らいできていて、
不自然な調和を意識してしまってどこかブレーキをかけてしまっている自分に気づきました。
そこから脱却したくて去年できた曲が「I'm a busker.」。
初心に帰って、路上演奏をしているときの気持ちになれて、かつフィドルに想いを強く込められるようになりました。
自分の想いを形にするときに、フィドルは自分にとって欠かせないものです。
メロディ楽器でありながらリズムもハーモニーも強く織り成すことができるこの楽器の可能性を、どんどん広げていきたいと思います。
hatao氏とnami氏は伝統音楽を深く愛しながらも、素晴らしい楽曲を作っています。
自分ももっと自由に曲が作れたら、という想いがどんどんあふれてきました。
対バンのライブは自分たちの演奏時間は限られますが、その分素晴らしいアーティストと共演ができ、
それをお客さんに楽しんでもらえる。何よりたくさんの刺激を受けます。
新しいもの、古いもの、いろいろひっくるめて、熱い心を込めて演奏していきますので、またぜひライブにお越しください。
セットリスト
１、The late summer heat
２、影踏み
３、桃色けものみち
４、ヒガンバナの丘
５、I'm a busker (Look up at the Sky / Color of the City / Chaos & Rock Party)
６、七日千秋
７、Trico
８、Sakai Jig (Gen's Bar / Happy End)～3Color set(Bluefin Tuna Reel / Red Deer is Sleepy / Dance in Greengrass)
