フルファッションの機械って・・・イタリアの工場編(2) | ニットラボのブログ

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たぶん、日本で一番ニットが好きな人たちが
ニットに関する情報を配信しています。

ニットがもっと好きになるブログ。

明けまして、おめでとうございます~!!

ニットラボ / Knitlabo の井部です。
1月も中旬になってしまいましたが、今日が、今年初のブログです。

今年も、楽しく、ニットに関係する事を発信していきたいと思います、
どうぞ、宜しくお願いします~





いきなりですけど…

この写真って、何か分かりますか~??




え~、実は、コレ、
ニットのリブなんです。


でも、なんで、リブだけなのでしょう~??





これは、リブだけを編んで、串刺し状にしている写真です。

それも、よく見ると、
何枚ものリブが重ねられて串刺し状になっています。




では、その説明をする前に、

今日のブログは、昨年末のブログに続き、
フルファッションの機械についての情報をお伝えしたいと思います。

という事で、
昨年末のブログを見ていない人はコチラ↓
フルファッションの機械って・・・イタリアの工場編(1)




前回の続きで、今回のブログでは、
フルファッションの機械にある秘密をお伝えしたいと思います。


その秘密と、今回の写真のリブには関係があります。



フルファッションの機械にある秘密とは???





じつは、天竺しか編めないんです・・・


そうです。 天竺しか編めないので、
リブは別に編まなければならないのです。



前回ご紹介した機械とは違い、
こんな機械でリブだけを編んでおきます。


袖口のリブ、 裾リブなどは、
それにあたり、別の機械で編んでおく必要が有ります。



リブだけを編んで、機械にセットしておくと、
リブの続きから繋げて編んでくれる機械が、
フルファッションなんです

凄い仕組みですよね~!!



でも、それだけ、他の編地が編めないという事は、
天竺に関してはとても綺麗な編地が表現出来るという事。

究極まで綺麗な度目の詰まった天竺の目面を求めた機械、

それが、フルファッション編機なんです



度目を詰めれるという事は、編地のキックバックも良いんですよ!!






如何でしたか~??

フルファッション編機の秘密



ここまで、こだわりが強いと興味がわいてきますよね~??

という事で、皆さんも、一度は是非、
フルファッションの商品を着てみて下さい~!

きっと、大好きなニットの1枚になると思いますよ。



ではでは、また次回