来年5月に開催される上海万博に向け、上海市政府が市民へ異例の「パジャマ外出禁止令」を発令していることをニュースで知りました。
上海では驚くことに、近所のスーパーや商店へパジャマで買い物に出かける風景は珍しくないとのこと。
この発令を評価する意見もある一方で、この禁止令は西洋崇拝だとして強く批判する声もあり、「すぐそこまで出掛けるのに、なぜ身なりを整える必要があるのか?」合理性や気楽さを求める現実主義(?)の上海人の様子が表れている好例とも言われているようです。
しか~し、地元政府も負けてはおらず、「服装指導隊」なる隊員を集合住宅の出入り口や万博会場付近に配備して、あの手この手の徹底的な啓蒙活動をおこなっているのだとか。
ここでいくつかその素晴らしい「作戦」を紹介します。
①夏休み期間の児童を兵隊として起用
②各種キャッチフレーズ作戦
「あなたたちは、万博の主人公」
「上海のメンツを保とう」
「お元気?どちらへいらっしゃるの?そんな恰好で?」
と、彼らのプライドを煽ったり、日常会話のなかに服装の話題を盛り込むなど...
残念ながら、いまのところあまり期待通りの効果は、出ていないのだとか。
ボクの自宅はファミリー向けタイプのマンションで、チビッ子たちが大勢います。
「寝ぐせ頭のサンダル履きオヤジ&酒クサイ!etc...」なんて注意されたら、けっこうショックかも。
う~ん、上海人の意志の強さには、ある意味感服いたします。