首都高速5号線熊野町付近 魔のカーブ  

 今月9日、首都高で横転した大型トラックの積み荷が、対向車線を走っていた乗用車に直撃し、運転していた男性が意識不明の重体となる事故が起きた。  


 ちょっと前に改修工事が終わった、首都高速5号線熊野町付近。この一帯は事故多発地点の一つとして知られ、ドライバー間で「魔のカーブ」と呼ばれる。事故が多発する“魔のカーブ”や急な坂、合流地点…。

 今後の事故対策の観点から、「速度規制のあり方を見直す必要がある」とするのは、首都大学東京の大口敬教授(交通工学)。「誰も守らない速度が規制速度になっているところもある。一律で低い速度を設定するよりも、直線部分などは規制速度を上げ、カーブなど本当に危ない部分に限定して規制を厳しくすれば効果が上がるのでは」と指摘している。


 フムフム、たしかに。 この一帯、道路は立派になったけど、これだけ騒がれているのに、おおがかりな速度規制はいまだ敷かれていません。

 ちなみに、首都高速の一般車両の速度規制が環状線が50km/h、環状線を取り囲むほとんどの各路線が60km/hになっていることって、皆さんご存知ですか?首都高を走行した方なら、お分かりいただけるかとおもいますが、実際の交通の流れはもっと速く、安全のために「速度違反」を課せられているのが現状です。   


 昭和30年代の日本の自動車黎明期にできた道交法が、いちじるしく現代にマッチしていないのが、ひとつの

大きな問題で、みんなが安心して安全に移動ができるためにも、もうすこし時代に即した法改正が急務なのでは?